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トランプ関税など、スタグフレーションに備える資産運用/世界の富裕層の最新の教育事情

花輪陽子のシンガポール富裕層の教え 海外投資&起業実践編
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 花輪陽子のシンガポール富裕層が教えるお金持ちになる方法 /第135号/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ トランプ関税など、スタグフレーションに備える資産運用/世界の富裕層の最新の教育事情 シンガポール在住FPの花輪陽子です。米国での粘着質なインフレとトランプ政権の強硬な貿易政策により、1970年代に米国を悩ませた低成長・高インフレ、スタグフレーションのリスクが議論されています。 アメリカ経済の先行指標として注目されるミシガン大学消費信頼感指数が2月21日に発表され、先月から大幅に悪化し、21日のニューヨーク株式市場はダウ平均株価が1.69%急落しました。 そんな中、金価格が3000ドルに迫るなど今年に入ってから急騰しています。2024年第3四半期以降の世界の中央銀行による金購入の潮流や、トランプ政策の不確実性から生じる再インフレリスクなどが金価格上昇の基本的な支えとなっているようです。 世界三大投資家のジム・ロジャーズ氏に2月7日に取材をしました。この価格でもまだ貴金属を購入してもよいかという質問に対して、全ての人がポートフォリオに金や銀を入れるべきだと言っていました。 「貴金属への投資はタイミングが合えば2倍になることもあります。しかし、それが目的でないとしても、金と銀は絶対に所有すべきです。なぜなら私たちの歴史の中でどこの国でも金と銀は 混乱の時代の人々の安全な避難所だったからです。そして、それは歴史を通じて世界中で認められてきたのです。」 スタグフレーション下では通貨価値が下がるために、金などの貴金属への投資や不動産を持つなどの投資が一般に有効とされています。 ただし、不動産投資をする際にも景気が悪くなると家賃滞納リスクなども増えたり、売却までに時間を要する場合もあるために注意が必要です。 また、金利上昇に弱い債券を選ぶ際には物価連動債を選択するなどの工夫も考えられます。株式投資をする際にはコスト高を転嫁できるような銘柄を選定する工夫も必要です。 ファミリーオフィス では引き続き、伝統的な資産配分戦略を継続しています。 株式60%、債券40%で運用する伝統的な資産配分戦略の60/40ポートフォリオは歴史的に安定したリターンを実現しており、1997年以降、年平均6.8%のリターンを達成しています。 株式と債券の相関は歴史的に低いかマイナスであるため、債券は株式市場のボラティリティを相殺するのに役立つという考えに基づいています。 例外的に2022年のパフォーマンスに関しては、米国市場指数は19.4%下落し、米国コア債券指数は12.9%下落し、60/40ポートフォリオのベンチマークであるモーニングスター・USモデレート・ターゲット・アロケーション・インデックスでは15.3%の損失となりました。 インフレが再燃して再度FRBが金利を上げなければならない局面が出る可能性もあるために注意深く見守りたいところです。 ■米国のインフレ再燃リスク 米労働省が2月12日発表した1月の消費者物価指数(CPI)は前年比3.0%上昇しました。前月比では0.5%上昇し、2023年8月以来、約1年半ぶりの大幅な伸びを記録し、ともに市場予測を上回っています。

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