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<Vol.1513号:増刊:金は現物不足から、高騰期にはいった>
2025年2月22日:金を求める世界の中央銀行
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著者:Systems Research:吉田繁治
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2025年の金価格は、先物取引用の現物の金が、ロンドンの取引所(LCMB)で消えたことから、昨年の約2倍の速度(年率換算40%から50%)で、価格が上昇中です。日本の米に似ています。しかし米は、価格が上がっても倉庫に長期保管すれば、「乾燥して酸化した古米」になって価値が下がるので、半年から1年以内には放出されて、供給が増えれば価格は下がります。
しかし金は「古金」にはならない。価格が過去の傾向を超えて上がると現物と先物の買いと、一層の価格の上昇を待つ長期資産としての秘匿が増えて、市場に出なくなるのです。
有料版では最近3回だったか、「2025年の金価格高騰の根拠となる先物取引のデータ」について分析した論考を、送っています。
【信用売買】
金を含む商品先物取引は、
・証券会社に証拠金を入れておき、
・先物の売買決定のときの自動的な借入金(レバレッジ)によって、
・株・金・原油・穀物などの先物を、業者間で売買するものです。
金先物の価格は、およそ、「現在価格+期間金利」です。
日経新聞の朝刊には、その日の先物価格が出ています。
【金の先物価格(日本)】
2月20日の金先物価格(日本では1グラム)は、4月渡しの4月限(ぎり)が1万4186円、6月限が1万4192円、8月限が1万4193円、10月限が1万4235円でした。(注)価格を契約した証券である先物には、金現物にはかかる消費税はかかっていません。
先物価格も当日の金の市場価格に合わせて変動します。
〔清算の利益と損〕仮に今日、25年8月引き渡し(清算という)の限月のものを、1グラム当たり1万4193円の先物価格で買っておくとします。
i)限月(25年8月)の価格が1万6000円に上がっていれば、「8月の価格1万6000円(売る価格)-8月限(ぎり)の先物を買っておいた価格1万4193円=1807円」の利益が出ます。
ii)逆に8月の金価格が、あらかじめ買っておいた8月限の価格(1万4193円)に対して1万3000円に下がると、「限月に売る市場価格1万3000円-先物を買ったおいた価格1万4193円=1193円」の損が出ます。
・「先物買い」は、限月の価格が上がっていれば清算で利益が出ます。価格が上がるという予想のとき先物買いを行います。
・逆の「先物売り」は、価格が下がると予想のとき行ういます。
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