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知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
vol. 269
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みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。
今回は、ドミノピザの奇跡についてご紹介します。
ドミノピザは、ピザハットに続く世界第2位のピザチェーンで、中国にも1997年に進出をしています。日本と同じように宅配ピザの業態です。ところが、中国の食生活に合わないのか、鳴かず飛ばずの状態が四半世紀も続きました。
ところが、コロナ禍が明けたあたりから、新市場戦略として地方都市に進出をしていき、これが非常に好評で、一気に地位を確保しました。赤字幅もどんどん小さくなっていき、2024年上半期には待望の黒字化を達成します。
前回のメルマガでもお伝えしまたが、今、中国の大都市の景気はものすごく悪くなっていますが、バブル崩壊の影響が少ない地方都市の景気は決して悪くありません。可処分所得も5%水準で伸び続けています。
ドミノピザは、このトレンドを鋭く読み、地方進出戦略を取り、それがうまくあたりました。
と言っても、ただ地方都市に展開をしただけではありません。ドミノピザを運営するDPC Dashは、2017年頃から着々と逆転の仕込みをしていました。まずは、中国の営業権を獲得し、契約を安定させ、ドミノピザ本社との信頼関係を築きます。
そして、中国地方都市に適合したメニューに改良をしてきます。地方都市では「宅配ピザ」という戦略も大きく変えました。
これにより、成功することができたのです。8年がかりの作戦で黒字化を達成したことになります。
今回は、このドミノピザの奇跡についてご紹介し、今、中国で起きている「大都市から地方都市へ」の流れについてご紹介します。
知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 269
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▼目次▼
ドミノピザの奇跡。四半世紀鳴かず飛ばずだったのに、なぜ突然黒字化が可能になったのか
小米物語その187
今週の「中華IT最新事情」
次号以降の予定
Q&Aコーナー
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ドミノピザの奇跡。四半世紀鳴かず飛ばずだったのに、
なぜ突然黒字化が可能になったのか
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今回は、ドミノピザの奇跡についてご紹介します。
日本のドミノピザが国内172店舗を閉鎖します。と言っても、ネガティブなニュースというわけでもないようです。2020年のコロナ禍により、宅配ピザの需要が高まり、ドミノピザではその好機をとらえ、300店舗規模の新規出店を行いました。それがコロナ特需が一段落をして出店調整を行い、全国800店規模に落ち着かせるというものです。300店舗を出店して、172店舗調整ですから、拡大をしていることになります。
一方、中国のドミノピザもコロナ特需により店舗数を増やし、2024年11月には目標だった1000店舗を突破し、現在は1082店舗になっています。
こちらは出店調整なしで、絶好調と言ってもいい状況です。それまでドミノピザはずっと赤字が続いてきましたが、この拡大により、2024年上半期には0.51億元という久々の黒字を達成しました。
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