中短期国債金利の天井期待は危険
日本の債券市場では2年国債利回りが0.8%を、5年国債利回りは1%を天井とする金利の天井期待がありました。そして2年、5年がこの天井で抑えられれば、10年国債の利回りもそう上がらなくても済むという期待が見られました。しかしこの期待も12日の米国CPI大幅上昇による米金利高を受けて、5年の壁は一旦破られてしまいました。
債券市場での金利天井期待の裏には、政策金利の天井が1%あたりで済むという前提がありました。しかし、これが崩れると債券市場の「金利の天井」も容易に崩れる可能性があり、債券保有者には評価損、売却損のリスクが高まります。政策金利の前提は、為替市場での円安が打ち砕くリスクがあります。
「石破・トランプ会談の裏議題」
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