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石川 温の「スマホ業界新聞」
2025/02/15(vol.600)
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《目次》
1.楽天モバイルが悲願の「EBITDA単月黒字化」を達成
----意外と儲かる「広告」をさらに強化へ
2. 楽天モバイルが「永年無料」「実質1年無料」をアピール
----春商戦開始のタイミングが毎年遅いのはなぜだ
3.孫会長、クリスタル・インテリジェンスとAGI革命に本気
----脱原発、脱太陽光で、GPUをぶん回す電力はどう確保するのか
4.今週のリリース&ニュース
5.編集後記
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1.楽天モバイルが悲願の「EBITDA単月黒字化」を達成
----意外と儲かる「広告」をさらに強化へ
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表向き、EBITDA単月黒字化を達成した楽天モバイル。今回の決算会見で特に印象的だったのが「広告」だ。
2024年12月に「楽天モバイル感謝祭」を開催。その際、Rakuten Linkアプリから楽天市場への送客が1210万件と前月比で120万件伸び、キャンペーン経由の流通総額も281億円になったという。
Rakuten Linkアプリでは楽天モバイル感謝祭で使えるクーポンを配る一方、大手クライアントが売り上げを伸ばそうと広告を出稿する。このARPUが上昇しており、結果として、EBITDA黒字化ラインを上回ることになるというのだ。楽天モバイルでは今後、楽天モバイル感謝祭を定期的に開催していくという。
楽天モバイルでは、単月黒字化を意地でも達成するため、ARPUに関してデータ、コール、オプション、その他に加えて「エコシステム」という数値を載せるようになった。楽天モバイルを契約すると、他の楽天グループのサービスを使い、決済額が伸びるからという理由だ。
このARPUに関しては「その他」という項目もあるのだが、2024年第4四半期の「その他」は90円なのだが、12月に限ってみると186円となっている。つまり、楽天モバイル感謝祭開催に伴うRakuten Link経由の広告増収で倍近い数字をたたき出すことに成功したというわけだ。
単純計算で一人あたり96円として、全ユーザーの830万人と換算するとざっくり8億円弱の広告収入がもたらされた事になるというわけだ。
これまで、楽天モバイルと楽天経済圏の相乗効果としては「スマホを契約すると他のサービスを使うから経済圏全体が潤う」という構図ばかり取り上げられてきた。しかし、数回前ぐらいからの決算から「広告効果」というのをアピールするようになり、今回、その効果がかなりのインパクトがあるということが示されたように思える。
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