メルマガ読むならアプリが便利
アプリで開く

【369】「いい額に入っていない絵はダメ」のトラウマ

美術家竹本真紀のトビヲちゃんメール
<最近のこと> 八戸での3日間はあまりにもたくさんのことが凝縮していて、とても書ききれませんが、目標を失いかけていた私にとっては、目が覚めるような出来事がいくつかありました。 特に約束をしていたわけではありませんが、八戸の文化人やキーマンとの再会がありました。 最終日、ホテルのチェックアウトが朝10時で、高速バスの出発が夜22時すぎだったので、時間をつぶすのにどうしようかと思い、八戸線で海沿いでもぶらぶらしてみようと、アートセンターにある無料のコインロッカーに荷物を預けて出かけました。 すると、途中の「鮫駅」までしか電車が出ておらず、そこまで行くことにしました。 鮫駅からは、有名なウミネコの繁殖地「蕪島(かぶしま)」があり、カフェやお土産屋さんなど、新しい施設もできていたのでそれなりに楽しめるようになっていました。 普段の八戸市の住民の感覚では、自動車でパッと行って、ちょっと見て帰ってくるような場所です。 ふと、そこに遊歩道を見つけて、歩いてみよう。と歩き始めました。 海水浴ができる砂浜や種差海岸など、海岸沿いをひたすら歩きました。 15kmくらい歩いたかもしれません。 鮫町で育った母親は、遠足のコースだといいますが、弟には「ふつう真冬に行くところではない。」と言われました。 八戸市ゆかりの絵師、吉田初三郎さんは当時歩いて鳥瞰図を書いたに違いない。という考えも横切り、お天気も良かったので歩きました。 けっこう、過酷でしたが、歩かないと見ることのできなかった風景に出会いっぱなしで感動の連続でした。

この続きを見るには

この記事は約 NaN 分で読めます( NaN 文字 / 画像 NaN 枚)
これはバックナンバーです
  • シェアする
まぐまぐリーダーアプリ ダウンロードはこちら
  • 美術家竹本真紀のトビヲちゃんメール
  • アートやクリエイティビティを生活の中に取り入れるためのヒントや、アートを通してつながった素敵な人々から教わった生きるための知恵を綴っています。
  • 220円 / 月(税込)
  • 毎週 日曜日