トランプ対FRBの抗争
トランプ大統領就任後最初のFOMC(連邦公開市場委員会)でFRBは4会合ぶりに金利を据え置きました。市場はもともと今年1-3月中の利下げはないと読んでいましたが、ドル高を嫌うトランプ大統領が公然とFRBに利下げを要求していただけに、パウエル議長の対応が注目されていました。
今回の金利据え置きの決定を受けて、トランプ大統領は早速FRBを厳しく批判しています。強い政治圧力の中で今後のFRBの動きを探ってみましょう。
「そもそも追加利下げの環境になかった」
今年1月のFOMCではそもそも市場も利下げを予想していませんでした。前回12月の利下げ実施でもインフレ高止まりから、FRB内部にも一部に利下げ反対の声がありました。それを押し切って利下げを行ったため、次回以降の追加調節は急がない、データ、情報を慎重に精査して判断する、との文言を入れていました。
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