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2025年1月31日号(Vol.351)- リーダーシップ・スタイルと交渉術(8)&トランプ劇場の裏で起きているグローバルな絆の崩壊

最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
第351号(2025年1月31日号) 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 はじめに: いつもメルマガ 『最後の調停官 島田久仁彦の無敵の交渉・コミュニケーション術』 をお読みいただきありがとうございます。 さて、今週号の内容ですが、まず【1】の 『無敵の交渉・コミュニケーション術』のコーナーでは、 今週も引き続き 【リーダーシップ・スタイルと交渉術】 についてお話しいたします。 先週号では、Servant Leadership Styleに対する批判についてお話ししました。 いかがだったでしょうか? このシリーズを締めくくるにあたり、 Servant Leadershipを体現しているリーダーの一人があのウォーレン・バフェット氏かなと思いますので、 リーダーシップ理論の講義で出てきたケースをベースに例としてお話しします。 今週号で一旦このシリーズは終わりにしますが、その内容は本編をお楽しみに♪ 次に【2―国際情勢の裏側】ですが、 今週も本当にいろいろなことが起きました。 就任からまだ10日ほどですが、トランプ大統領の旋風は国際情勢を圧倒しているように見えます。 ガザの停戦合意は、パレスチナとハマス間での小競り合いはあるものの、 一応、まだ第1段階の合意内容は履行され、ハマスが捕えた人質の解放と、 イスラエルが捉えていたパレスチナ人の解放は進んでいます。 また、紆余曲折ありましたが、ガザ住民のガザ北部への帰還も進められています。 ただそのような中、パレスチナのヨルダン川西岸におけるイスラエル軍の攻撃とパレスチナ人への迫害は、 新たな懸念を生むことになっています。 また、トランプ氏の方針では、ガザの再興はあくまでも周辺国によるイニシアティブによって行われるものであり、 ガザから逃れる人たちをエジプトやヨルダンに受け入れることを求めるような発言が進められ、 【あくまでも米国はその支援をバックアップするのみで、手動はしない。】という発言が クローズアップされるのも懸念材料です。 またウクライナを巡っては、まだいろいろと駆け引きが続いていますが、 ゼレンスキー大統領から国際社会への要求がエスカレートすることと、 欧州におけるウクライナ離れ、隣国ポーランドの軍事力の拡大とウクライナとの緊張関係、 そして“まだトランプ大統領とプーチン大統領の直接的な対話が始まっていないこと”など、 まだ先が読めない状況です。 そしてトランプ大統領といえば“関税”です。 公言通りに違法移民の強制送還が始まっていますが、 その受け入れを当初拒んだコロンビアと関税発動合戦が繰り広げられることもありました。 トランプ2.0では、成果をいち早く挙げて2年後の中間選挙、 そして4年後の大統領選を見据えた動きが急ピッチで進められており、非常に強引な政権運営と、 他国への脅しが連発されているように思われます。 今週号の【2-国際情勢の裏側】では、 【トランプ劇場の裏で起きているグローバルな絆の崩壊】 と題してお話しします 今回のメルマガも長くなりましたが、どうぞ最後までお付き合いくださいね。 それでは今週号、スタートします★

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  • 最後の調停官 島田久仁彦の『無敵の交渉・コミュニケーション術』
  • 世界各地の紛争地で調停官として数々の紛争を収め、いつしか「最後の調停官」と呼ばれるようになった島田久仁彦が、相手の心をつかみ、納得へと導く交渉・コミュニケーション術を伝授。今日からすぐに使える技の解説をはじめ、現在起こっている国際情勢・時事問題の”本当の話”(裏側)についても、ぎりぎりのところまで語ります。もちろん、読者の方々が抱くコミュニケーション上の悩みや問題などについてのご質問にもお答えします。
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