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「税務署の副署長が税金で風俗店に入り浸り」「医療費控除を使いこなそう!」「”年収の壁”における財務省の悪質プロパガンダ」

大村大次郎の本音で役に立つ税金情報
  • 2025/01/16
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こんにちは! 大村大次郎です。 今回は 「税務署の副署長が税金で風俗店に入り浸り」 「医療費控除を使いこなそう!」 「”年収の壁”における財務省の悪質プロパガンダ」 の3コンテンツです。 ■税務署の副署長が税金で風俗店に入り浸り 去年の年末に、税務署に関するかなりヤバいニュースが報じ られました。 税務署の副署長が税金を使って風俗店に入り浸っていたとい うのです。 今回、このニュースの背景を解説したいと思います。 まずは産経新聞の次の記事を読んでください。 「署長に無許可で風俗店を内偵調査、名古屋国税局幹部を訓 告 報告書に不在部下名を虚偽記載」 名古屋国税局管内の50代男性幹部職員が、正当な手続きを踏 まずに風俗店などの内偵調査を実施し、虚偽の報告書を作成 していたことが5日、関係者への取材で分かった。 国税庁は、男性幹部を訓告処分とした。 国税庁に内部から公益通報があり発覚。局内で情報共有され た際、通報者らの名前や通報内容が漏洩しており、同庁は 漏らした同局管内の別の男性幹部職員を口頭注意とした。 関係者によると、調査は令和4年7月~5年6月に複数回実施。 内偵調査は通常、質問検査権のある調査官が上司の許可を 得て行い、報告書を作成する。男性幹部は当時、愛知県内 の税務署の副署長で質問検査権はなかったが、署長ら上司 の許可を得ずに風俗店などを調査した。報告書には、実際 には同行していない部下の名前が記載されていたという。 (産経新聞2024年12月5日配信) 著者による解説 この記事を読むと、税務署の副署長が、署長の許可を受け ずに勝手に風俗店に内定調査を行ったということになって います。 が、元税務署員から言わせてもらえば、これは内定調査で はなく、副署長が勝手に私的に風俗店に行き、それを調査 と偽り調査費を詐取した「事件」です。 というのも、税務署の副署長がまず現場で内定調査をする ことなど、常識的にあり得ないからです。 税務署の仕事は細かく分担されており、まず調査部門、

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  • 元国税調査官で著書60冊以上の大村大次郎が、ギリギリまで節税する方法を伝授。「正しい税務調査の受け方」や「最新の税金情報」なども掲載。主の著書「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)
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