▼第77号
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2025/1/10
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ブラック企業アナリスト 新田 龍のブラック事件簿
Vol.077
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インデックス
【SIAM SHADEの訴訟問題-6年にわたる法廷闘争の真相】
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【SIAM SHADEの訴訟問題-6年にわたる法廷闘争の真相】
90年代に人気を博したロックバンド「SIAM SHADE」のメンバー間で起きた訴訟問題
が、2024年9月末に和解に至った。この訴訟は、2021年にメンバー4人(栄喜、
KAZUMA、NATCHIN、淳士)がギタリスト・DAITA氏と代表を務める会社を提訴した
ことから始まり、3年4ヶ月にわたる法廷闘争を経て決着したものだ。表向きには
「円満解決」とされているが、その背景には複雑な事情が絡んでいる。
まず、本件トラブルが日の目を見るきっかけとなったのは、12月9日に
「女性セブン」で公開された次の記事であった。
《メンバー間訴訟だけではなかった》SIAM SHADE“東日本大震災復興支援のために
寄付した2600万円”の返金を求めてメンバー4人が提訴していた
https://www.news-postseven.com/archives/20241209_2010123.html?DETAIL
当該記事の要点としては次の通りである。
・2024年9月末、SIAM SHADEのメンバー4人(栄喜、KAZUMA、NATCHIN、淳士)が
ギタリストのDAITA氏と代表を務める会社に対して起こした訴訟が和解に至った。
訴訟の原因は、バンド活動の収益分配に関する問題だった。DAITA氏が代表を
務める会社が収益を管理していたが、他のメンバーが分配額に疑問を感じたこと
がきっかけとなったもので、2021年5月に4人がDAITA氏と彼が経営する会社
を相手取り、未払いのギャラと遅延損害金の支払いを求める訴訟を起こした。
・和解までに実に3年4ヶ月を要し、第三者の協力企業が解決金を支払うなどして
決着した。同時期に、メンバー4人が2011年の復興支援ライブの収益約2600万
円の返金を求めて、DAITA氏が紹介した一般社団法人を提訴していたことも明らか
になった。この訴訟は2022年10月に裁判所がメンバー側の請求を全て棄却する
判決を下した。
・これらの訴訟の影響により、メンバー間の溝が深まり、今後のバンド活動はDAITA氏
を除いた4人での活動が中心になる可能性が示唆されている。
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