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公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」
―それってアドラー的にどうなのよ―
Vol.086 2025年1月10日発行
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:: 目次 ::
1.それってアドラー的にどうなのよ 「『親密』とか『昵懇』とか」
2.ちょっと御相談がありまして 「やっぱり嫌だった」
3.勇気とかライフスタイルとか ―アドラー心理学のお言葉たち―
「死に際の問いかけとして、何をしなかったことを後悔するだろうか? 一番誇らしく思う達成は何だろうか?」
4.ナガトウカオルの出張ごはん 羽田空港第2ターミナル「おにぎり こんが」
5.こんなことやってます 出演情報・著書のお知らせ
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3.勇気とかライフスタイルとか
―アドラー心理学のお言葉たち―
「死に際の問いかけとして、何をしなかったことを後悔するだろうか? 一番誇らしく思う達成は何だろうか?」(J・ヤン、A・ミリレン、M・ブラゲン著『アドラー心理学を生きる』川島書店 p62)
これはこの本の第4章「仕事の勇気」というタイトルの中の、ソクラテス式問答というところに出てくる1行です。
最初の問いかけは、割とよく目にする気がします。
「もっと自由に生きればよかった」
「もっと家族や恋人との時間を大切にすればよかった」
「もっと身近な人に愛や感謝を伝えればよかった」
とかね。
でも、「一番誇らしく思う達成はなんだろうか?」
ううーーん。
毎日頑張っているんです。
誰かに、何かに貢献しようと頑張っていることは確かなのです。
でも、「一番」て言われると何だろうか?
人生折返しを過ぎて、職業生活だって今までと比較したら未来の方がよっぽど短い。
私はなにを達成しただろうか。
その中で、自慢じゃないけれどアドラー心理学の新講座「ALIVE」(やっとタイトル言えるようになりました。『アライブ』です!)の制作に携われたことは、とても大きい達成だったのかと思います。
私がたった一人で作ったのではなく、チームの一員として参加できた、ということも大きい。
というか、そもそも一人じゃなしえなかったし。
(本当にたくさんの人たちに、この『ALIVE』を体験してほしい!と心から願う永藤です)
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