▼▽▼ Vol.519
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佐高信の筆刀両断~袴田秀子という人~
2025/1/10
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◆目次
1・筆刀両断 袴田秀子という人
2・標的にしたタレント文化人(5) 猪瀬直樹
3・雑記
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1・筆刀両断 袴田秀子という人
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袴田巌の無罪を確信しながら、
3人の合議制で裁判長を含む他の2人を説得できず、
30歳の熊本典道は死刑判決を書かざるをえなかった。
司法試験1番で裁判官となった熊本はそのことに悩み、
遂には生活保護を受けるまでに落ちぶれる。
その熊本の生涯をたどった尾形誠規の
『袴田事件を裁いた男
―無罪を確信しながら死刑判決文を書いた
元エリート裁判官・熊本典道の転落』(朝日新聞出版)
を読みながら、
しかし、強烈に浮かび上がってきたのは
袴田の姉、秀子だった。
熊本があえて裁判の内幕を公表し、
それが話題になって、
『週刊実話』で熊本を主人公にした小説が連載された。
あんな裸の多い雑誌に事件のことが取り上げられてと
眉をひそめる者もあったが、
秀子はそれを一喝したという。
「そういう雑誌だからこそ、
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