(2019年4月24日第82号改訂)
こんばんは!
年金アドバイザーのhirokiです。
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1.年金は物価や賃金に変動するが、過去に物価が下がった時に下げなかった。
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前回は平成12年改正までの話で一旦区切りましたが、今回はそれ以降と平成の終わりまでの話です。
ちょっとまずお話ししないといけないのが、平成12年にはまだ大きな出来事がありました。
それは物価が平成11年から平成13年にマイナスになってしまったんですね。
平成11年には0.3%、平成12年には0.7%、平成13年には0.7%の合計1.7%物価がマイナス。
年金は物価に変動するから、もちろんそれにスライド(動かす)させないといけない。
でも、やらなかった。
つまり1.7%の年金額を据え置いてしまったから、その分過剰な給付をしてしまう事になりますよね。
その過剰な状態が平成25年10月まで続いてしまいました。
このせいでホント年金の計算がぐちゃぐちゃになって分かりにくくなってしまったんですよ^^;
困った事に年金計算がすご~くめんどくさくなったんですね。
まあ…その後物価が上がった時に下がった分を相殺すればいいやって思ってた政府が、デフレのまま経済の伸びが上がらないからそのままの過剰給付が続いていく事になってしまいました。
平成24年には1.7%が2.5%までに拡大したから、もう我慢の限界になって平成25年10月に1%下げ、平成26年4月に0.7%(物価が0.3%上がったから1%下げではなく0.7%下げになった)下げ、平成27年4月に0.5%機械的に下げて解消しました。
年金受給者からの反発が大きかったですがイジワルをしたのではなく、本来しなければならなかった事。
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2.平成12年改正からは3つの年金計算式が生まれた。
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あと、平成12年改正時に厚生年金保険料乗率を1000分の7.5から5%引いて1000分の7.125にしたのに、下げないで7.5を支給するというやり方を続けました。
今も一応1000分の7.5(平成15年4月以降は1000分の5.697)が存在します。
平成12年改正の時に年金計算は凄くめんどくさい事になってるんですね^^;
なぜかというと3つの計算式ができたからです。
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