喜多川泰のLeader’s Village Vol.139号です。
師走になりました。
気づくと日が短くなり、朝夕は冷え込み、
「今年ももう終わりか」
と感じる季節になりましたね。
先生や経営者といった指導的立場の人は、生徒や部下同士のぶつかり合いや仲違いに何度も直面し、その度にその仲裁や収束の難しさに頭を抱えてきたことでしょう。
子ども同士の問題が、先生が介入することで余計にややこしくなったり、見えないところで問題が深刻化したりということを気にし始めると、どう動いていいのかもわからなくなります。
経験の浅い若い先生ほどそうなりやすいのはもちろんだけど、そういう先生に限って、子どもも年齢が近いため相談しやすいということもあり、
「誰にも言わないって約束してくれる?」
と問題や苦しみを打ち明けられやすい。
そして、本当に誰にも言わないで問題を解決しようとするもんだから余計にややこしいことになるんですよね。
誰にも言わなければ何もしてあげることもできず、問題が大きくなって、大変な騒ぎになった後でも、
「あのぉ、自分、最初から知ってたんですけど」
なんて報告してくれない。
何せ「誰にも言わない」って約束してるからでしょうが、
子どもから、
「最初から、〇〇先生に相談してたのに、何も動いてくれませんでした」
なんて告白が後からあって、
「どうしてもっと早く報告してくれなかったんですか?」
と約束を守った先生が、親や管理職から責められる結果になるということもよくあること。
答えはいつも決まっています。
「誰にも言わないって約束したから」
「誰にも言わないって約束してくれる?」
と言われたとき、嘘をつきたくないならばまずは、
「内容次第かな。まずは聞いてからだな。話してごらん」
と伝えるといい。
「だったら話さない」
と言われたことはない。こんな曖昧なやり取りでも彼らは話してくれる。彼らは話したいんだ。
いや、もう今の状況から抜け出したいんだと言ったほうがいい。
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