2024年09月27日
■ 中小型の半導体関連株に注目
9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で通常の2倍にあたる0.5%ポイントの利下げ実施が決定し、米当局による金融緩和が米景気を下支えし、株式市場への資金流入を促すとの期待が高まっている。そうしたなか、米株市場では主力株に比べて出遅れていた中小型株への関心が強まっている。それは、中小型株で構成する株価指数であるラッセル2000が強含みで推移していることからも明らかである。
同じように、東京株式市場でも大型株から小型株へと資金をシフトする動きが目立ってきている。日米金融政策の方向感の違いから円高基調は当面続くとの見方が根強く、為替の影響を受けにくい内需型の小型株に物色が広がっているわけである。市場関係者からは「バリュエーション面で割安感の強い銘柄が多く、見直し買い機運が高まりやすい」との声も聞かれる。
先に、日本経済新聞社が売上高500億円以下の上場企業を対象に、2025年3月期の営業増益額の大きい企業をランキングした。その結果、上位に並んだのは半導体関連の銘柄。他社にないニッチな製品で高いシェアを握る企業が稼ぐ力を高めている。そうした銘柄を以下に幾つかピックアップしておきたい。
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