2024年09月06日
■ 拡大が続く「キダルト」市場に注目
国内の玩具市場はここ数年、少子化にもかかわらず右肩上がりの成長が続き、2023年度に初めて1兆円を超えた。けん引役は大人で、とくに人気キャラクターのトレーディングカードなどがよく売れているという。9月1日まで開催されていた「東京おもちゃショー」でも「推し活」グッズなど大人向けの展示が目立っていたと伝わる。
少子化のなか、玩具を成長産業に変えたのが「キダルト」。子ども(kid)と大人(adult)を組み合わせた造語で、子どもの心を持ち続ける大人を指す。海外では一般的に使われている。
日本玩具協会によると、23年度の国内市場は1兆193億円と10年で36%拡大した。同じ期間に15歳未満の子どもの人数が14%減ったのとは対照的と言える。けん引役は、カードゲームやトレーディングカード。希少性の高いカードはプレミアムがつく点も大人の購買意欲を誘っている。
以下に、幾つかの関連銘柄を挙げておく。今期に最高益更新を見込む企業が多い。
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