2024年08月30日
■ あらためてチェックしておきたいエヌビディア関連の素材株
28日のNY時間に米半導体大手エヌビディアの第2四半期決算が発表された。既知のとおり、その内容は十分に評価できるものであったが、市場では事前に期待値が高くなり過ぎていたために「物足りない」との評価が下された模様。28日の時間外で同社株は大きく下落してしまう。ただ、これはあくまで一時的な反応と見る向きも多く、今後も周辺銘柄を再評価する機会は訪れると見られる。
エヌビディアはAI学習に使うGPUで世界首位。「B200」をはじめ複数の次世代GPU「Blackwell(ブラックウェル)」の製品シリーズを投入する。B200のGPUは、2つのGPUダイの周辺に最新型の広帯域メモリー(HBM)を並べて、1つのパッケージの中に納める(パッケージングする)ことでつくられる。HBMは短期記憶を担う「DRAM」を積層することで高速・大容量のデータ処理を可能にしたメモリー。日本企業はHBMの量産などに不可欠な素材や製造装置に強みを持つ。
ブラックウェルシリーズは8-10月期以降に出荷が拡大する見通しとなっており、むしろ今後の中長期的な成長が期待される。経済産業省によれば、日本は半導体の主要素材で約5割のシェア。ここで関連する日本企業を改めてチェックしておきたい。
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