究極の美は自分の中にある

＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊ 「青森の神様」木村藤子　 あなたに幸福をもたらすメールマガジン 2024年8月23日　Vol.235 究極の美は自分の中にある ＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊＿＊ 【もくじ】 ●本日のテーマ：究極の美は自分の中にある ●質問箱：弟の人生と私の人生 ■□─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─□■ 究極の美は自分の中にある ■□─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─━─□■ 私たちは誰しも、心の中に「完璧な美」の幻想を抱いています。それは遠く輝く星のように、私たちの心を魅了し、憧れを掻き立てます。しかし、その幻想に近づこうとすればするほど、私たちは深い幻滅に陥る危険性があります。なぜなら、現実の世界に存在するものは、決して私たちの想像の中にある完璧な姿とは一致しないからです。 例えば、長年憧れていた観光地を訪れた経験を思い出してみてください。写真や映像で見た景色は息を呑むほど美しく、その地を訪れることが長年の夢だった方も多いでしょう。しかし、実際にその場所を訪れてみると、どこか物足りなさを感じたり、想像していたものとは違うと感じたりすることはありませんか？ ある旅行者の話を聞いたことがあります。彼は幼い頃から、写真で見た美しい古代遺跡に強い憧れを抱いていました。その神秘的な雰囲気、悠久の歴史を感じさせる佇まい。彼の心の中で、その遺跡は至高の美の象徴となっていました。しかし、大人になって初めて実際にその遺跡を訪れたとき、彼は言葉にできないほどの複雑な感情を抱いたそうです。目の前にある遺跡は確かに印象的でしたが、観光客で溢れかえり、至る所で記念撮影が行われ、彼の心の中にある「神秘的な聖地」とはかけ離れていたのです。