━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』
(2024.8.21号)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《今週の目次》
■武田邦彦のメルマガ集中講座
『幸福な人生のための具体的な方法(3)なんで不満は爆発しないのか?』
■なんでも質問コーナー
■インフォメーション
◎『武田邦彦メールマガジン』バックナンバーはこちら
https://www.mag2.com/archives/0001571196/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■武田邦彦のメルマガ集中講座
『幸福な人生のための具体的な方法(3)なんで不満は爆発しないのか?』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
経済学は果てしない発展を目的としているように見えます。20世紀の終わり
に、「まだまだ経済発展は必要だし、そうは言っても、資源も少なく、環境も
汚染されてきたから、どうしたら良いか?」と心配されたこともあったけれど、
それから技術革新などがあって、その心配も薄れています。
でも、やはり、豊かな生活をしたい、人口が減るのは心配だ、経済発展をしな
いと他の国に負けて貧弱になってしまう・・・などの心配があって、今でも経
済学を中心として「GDPが重要だ。日本は衰退している」と言われいます。そう
いう考えのもとでは、「財政均衡」つまり収入に見合った支出を守るのが大切
という伝統的な考え方と、「国家は通貨を発行できるのだから、もっと積極的
な財政を進めるべきだ」という意見とが鋭く対立しています。
しかし、頭を冷やして考えてみると、1990年付近でバブルが崩壊した後(正確
に言うと1997年とした方が厳密)、およそ30年間、日本のGDPはほとんど増えて
いないし、個人が受け取っているお金(自由に使えるお金)というと、1割以上
少なくなっています。つまり、日本国民は貧乏になっているように見えるので
す。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)