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「知って損はない生活保護の基本ルール4」「なぜ有名人が次々に死んでいくのか?3」「竹中平蔵氏の経済理論はまったく的外れ」

大村大次郎の本音で役に立つ税金情報
  • 2024/08/16
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●竹中平蔵氏の”日本人は能力が低い”という愚考 去る7月24日、厚生労働大臣の諮問機関である中央最低 賃金審議会は、最低賃金の目安を50円引き上げ、全国 平均で時給1054円になりました。 この引き上げ幅は過去最大です。 それを受けて、かの竹中平蔵氏がこういう論評を発してい ました。 「日本人は労働生産性が低いのだから、最低賃金を上げる のはおかしい」 筆者はこの発言を聞いて唖然としました。 この人は経済の事を何も知らないのだな、と。 竹中平蔵氏は、昨今たびたび「日本の労働生産性は低い」 という発言をしています。 確かに現在の日本の労働生産性は先進国の中では低い方 です。 が、労働生産性というのは、歴史的に見て賃金と連動して いるのです。 労働生産性が上がっているときはだいたい賃金が上がって いるときなのです。 日本でも、労働生産性が最高に高かった1996年までは、 賃金は上昇していました。 が、1996年ごろを境に、日本は賃金が下がり始めました。 それと連動するように、労働生産性も下降を始めたのです。 これはどういうことかというと、賃金が上がれば労働生産 性も上がるし、賃金が下がれば労働生産性は下がる傾向に あるのです。 労働生産性が上がるから賃金が上がるのではなく、両者は 共存のような関係なのです。 「労働生産性と賃金が連動している」 ということは、少し考えれば誰でもわかる理屈です。 国民の賃金が増えれば国全体の消費も増えます。 消費が増えれば企業の売上も上がり利益も増加します。 必然的に、国全体の利益(付加価値)も増えるわけです。 実際に、日本では賃金が上昇している時期は、一人あたりの GDPも増え続け、国際的にも高い位置にいたのです。 理論的にも、現実的にも、それは証明されているのです。

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  • 元国税調査官で著書60冊以上の大村大次郎が、ギリギリまで節税する方法を伝授。「正しい税務調査の受け方」や「最新の税金情報」なども掲載。主の著書「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)
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