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vol.242:中国越境ECvs巨人アマゾン。Temu、SHEINの低価格攻勢とアマゾンの攻防

知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード
  • 2024/08/19
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 242 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさん、こんにちは!ITジャーナリストの牧野武文です。 今回は、中国越境ECがアマゾンに与えている影響についてご紹介します。 Temu、SHEIN、AliExpress、TikTok Shopなどの中国越境ECがアマゾンに影響を与え始めています。もちろん、アマゾンはECの巨人であり、アマゾンが倒されるなどということは当分の間は起こりそうもありません。しかし、アマゾンの成長が止まるという事態が起き始めています。 アマゾンの成長が止まった理由はさまざまな要因が複合しています。コロナ禍で大きく伸びたことによる反動や、アマゾン自体の成長サイクルが持つ自然な成熟などもあります。しかし、中国越境ECによる影響も否定ができません。 アマゾンはすでに対応策を取っています。マーケットプレイスの低価格帯商品の手数料率の引き下げを行いました。さらに、セミナーやイベントを通じて、積極的に中国の出品業者の取り込みを図っています。 一方、TemuやSHEINでもマーケットプレイスのような仕組みを導入し、優れた出品業者がアマゾンに流れることを防ぎ、同時に、小米や美的などのブランドの商品を扱おうとしています。 世界のECの勢力図で、アマゾンが一強で、それに各国の地元系ECが対抗するという構図は変わらないと思いますが、低価格帯商品の領域では、中国越境ECvsアマゾンの競争が静かに始まっています。 今回は、中国越境ECにより、アマゾンがどのような影響を受けて、アマゾン、中国越境ECそれぞれがどのような戦略を取ろうとしているのかをご紹介します。 知らなかった!中国ITを深く理解するためのキーワード vol. 242 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼目次▼ 中国越境ECvs巨人アマゾン。Temu、SHEINの低価格攻勢とアマゾンの攻防 小米物語その161 今週の「中華IT最新事情」 次号以降の予定 Q&Aコーナー ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 中国越境ECvs巨人アマゾン。 Temu、SHEINの低価格攻勢とアマゾンの攻防 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 今回は、中国越境ECに対するアマゾンの対応についてご紹介します。 Amazon(アマゾン)と言えば、説明不要の国際的ECの巨人です。オフラインに強いウォルマートとともに、その牙城は誰にも崩すことができないほど巨大になっています。しかし、「アマゾンを倒す」とまで言うと明らかに言葉がすぎますが、中国の越境ECが急速に伸びてきて、アマゾンの低価格帯部分に打撃を与え始めています。 もちろん、アマゾンはすでに対策を取っていて、この低価格帯商品での競争が激しくなっています。国際的ECの低価格帯商品の領域では、大きな地殻変動が起きようとしています。 中国越境ECとは、次の4つです。 SHEIN(シーイン):女性向けアパレル製品を中心にしたファストファッション越境ECです。 Temu(テム):拼多多(ピンドードー)の越境ECです。日用雑貨を中心に驚きの低価格で販売をしています。 AliExpress(アリエクスプレス):アリババの淘宝網(タオバオ)の越境ECです。日本では電子機器系のファンの間でよく知られています。 TikTok Shop:TikTok内でのライブコマース、ショートムービーを活用したECです。日本ではまだサービスが提供されていません。 日本では、TikTok Shop以外の越境ECが利用できます。また、タオバオでも日本円決済、日本発送に対応した商品が増えており、事実上の越境ECとして利用することができます。ただし、すべて中国語対応となるため、中国語がある程度わかることが条件になります。利用できるのであれば、アリエクスプレスよりも扱い商品ははるかに多く、価格ももう一段安くなります。

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