2024年08月16日
■ 好決算銘柄を物色する流れが復活
7月下旬以降に乱高下を演じた株価の値動きが、ようやく落ち着きを取り戻しつつあるなか、25年3月期の第1四半期(1Q)決算の内容が好感される銘柄に資金が向かう流れも徐々に復活してきている。
例えば先週9日、一斉に1Q決算を発表した3メガ損保株。SOMPOホールディングス(8630)は1Qの純利益が前年同期比20%増、東京海上ホールディングス(876)は同54.2%増、MS&ADインシュアランスホールディングス(8725)は同83%増と、いずれも想定超の大幅増益となった。
MS&ADに関しては、1Q実績の通期予想に対する進捗率が33.5%に達しており、今後、通期予想を上方修正する公算が大きい。また、各社とも政策保有株の解消に本格的に取り組んでおり、結果的に一層の株主還元政策の強化がなされるとの期待もある。ちなみに、執筆時の予想配当利回りはSOMPOが3.4%、東京海上が2.9%、MS&ADに至っては4.4%と、いずれも魅力の高水準となっている。
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