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花輪陽子のシンガポール富裕層が教えるお金持ちになる方法
/第122号/
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日本株大暴落!落ちているナイフは拾うべきか?/株式市場が暴落しても眠れるポートフォリオの作り方
シンガポール在住FPの花輪陽子です。新NISAを始めたばかりの投資の初心者や上昇相場しか経験のない若い投資家にとって、金曜日の暴落は精神的にも非常に辛いものがあるでしょう。
筆者も初めての資産運用がリーマンショック時で、いきなり大幅に下落をした経験があります。安心して夜も眠れるようにするために、投資額を限定する、長期・分散・積立を心がけることが重要です。
いきなりNISAの年間投資枠をめいいっぱい使い切ろうとするのではなく、10年後、20年後、自分の資産を育てる意識で積み立て投資を継続させることが大切です。
8月21日に日本株のヘッジファンドマネージャーの河北博光さんと一緒に資産運用の本を出版します。この本にはNISAの賢い使い方も含めて書いていますのでぜひお手に取ってご覧ください。
★新刊のお知らせ 世界標準の資産の増やし方: 豊かに生きるための投資の大原則(東洋経済新報社) 8/21発売
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■日銀の利上げと米国景気減速懸念から株式市場が大暴落
日銀は31日の金融政策決定会合で追加利上げを決め、政策金利を0.25%に引き上げました。同時に国債買い入れを徐々に減額する量的引き締めの具体策も決めました。米国の主要株の決算発表なども相次ぎ、株式市場は軒並み下落し、その中でも日経平均株価の下げが大きかったです。
特に日経平均株価は日銀の利上げ、アメリカの景気先行き懸念、急速な円高進行というトリプルパンチで、8月2日金曜日は5.81%下げただけではなく、引けの後も夜間取引の先物でも売られました。
大阪取引所の日経225先物期近2024年9月限は前日比1120円安の3万4800円で夜間取引を終えた。日経平均株価の現物終値3万5909.7円に対しては1109.7円安。
https://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n202408030087
■なぜ日経平均株価の下落が一番大きいの?外国人投資家の動向
8/2(金)はNYダウ1.51%下落、ナスダック総合2.43%下落、S&P500 1.84%下落、ユーロストック50 2.71%下落、英国100 1.31%下落、上海総合指数 0.92%下落、STI Index (シンガポール)1.12%下落しました。主要株価指数の中でも、なぜ日経平均株価の下落が一番大きいのでしょうか。
日経平均株価は単純平均のために値がさ株(株価が高い株)の影響力が大きくなります。値がさ株にはハイテク企業や金融企業が多いため日経平均はハイテク株や金融株の動きの影響を受けやすいのもあります。例えば、8/2は大和証券グループ本社18.85%下落、三菱UFJフィナンシャル・グループ12.14%下落、東京エレクトロン11.99%下落などでした。
また、急激な円高の進行から外国人投資家がポジションを売却していることがあります。投資家主体別売買動向を見ても7月第3週と第4週は外国人投資家が大きく売り越しています。反対に個人投資家は7月第3週と第4週に買い越しています。
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