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OpenAIが「AI検索エンジン」を発表しアルファベットの株価が急落/首相のお仕事とは?新たに打ち出された観光政策に思うこと 辻野晃一郎のアタマの中【Vol.68】

『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』~時代の本質を知る力を身につけよう~
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 『グーグル日本法人元社長 辻野晃一郎のアタマの中』  ~時代の本質を知る力を身につけよう~【Vol.68】 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【今週号の目次】 1. 気になったニュースから  ◆ OpenAIが「AI検索エンジン」を発表しアルファベットの株価が急落 2. 今週のメインコラム  ◆ 首相のお仕事とは?新たに打ち出された観光政策に思うこと 3. 読者の質問に答えます! 4. スタッフ“イギー”のつぶやき ───────────── 1. 気になったニュースから ───────────── ◆ OpenAIが「AI検索エンジン」を発表しアルファベットの株価が急落 一昨年の11月にOpenAIのChatGPTが一般公開されました。グーグルは直ちに社内にコードレッド(緊急事態宣言)を発出し、リストラなどにも着手してAIシフトを加速、慌ててBardを投入したもののトラブルが続きました。その後はBardをリブランドしたGeminiなどを発表していますが、グーグルが恐れる状況が徐々に現実のものになってきています。 米国時間7月25日、OpenAIはAIを搭載した検索エンジン、SearchGPTのプロトタイプを発表しました。このプロトタイプは、今のところ1万人ほどの限定ユーザーやパブリッシャー向けに配布済とされますが、上記OpenAIのサイトから誰でもウェイティングリストにエントリーすることができます。 この発表を受けて、翌日のアルファベット(グーグルの親会社)の株価は3%以上下落し、直近3ヶ月程度での最安値165.87ドルを付けました。これは、同社の株主としても非常に気になるところです。 グーグルは長いこと、中国、ロシア、韓国など特定の地域を除く世界の検索市場で圧倒的なシェアを占めてきましたが、SearchGPTは、--

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