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米国を分断させているダイバーシティの社会思想>
2024年7月31日:米国という国家の根にある未解決の問題
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著者:システムズリサーチ:吉田繁治
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「分断された国家」は、メディアが米国について書くとき共通の形容詞
になっています。この「分断」とは何か? どう展開するか、これを本
稿のテーマとします。
【タブーの人種問題】
分断は、人種的なものに根ざしています。しかし米国では、「人種を
言うこと」は社会的なタブー(禁忌)ですから、「分断」の内容がはっ
きり指摘されないだけです。
米国の社会思想では、「ホンネとタテマエ」が分離していて、政党支持
の行動(投票)でその分断が現れます。
・黒人と有色人種と、グローバル化の金融・ITが多く、大人口のカリ
フォルニア州やNY州では民主党支持が動かない。
・白人人種が多く、製造業と農業が多い内陸の州では、何があっても
共和党支持が動かない。
米国全体では、白人が57.8%、ヒスパニックが18.7%、黒人12.1%、
アジア系6.0%、その他6.1%です(2021年)。
2060年になると白人の割合は50%以下になると予想されています。
公民権法(Civil rights law)が成立した1964年まで、黒人差別の国
家でした。公民権法では、Civilの「市民」が、人種に関わらない国
民(People)とされ、選挙の制限をなくしたのです。米国はこのとき、
形式的にはNation states(民族国家)からPeople states(人民国家)
になったと言えます。
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