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Q. はなまるうどんが2年間で1店舗当たり売上を1.5倍にできた理由とは?

決算が読めるようになるノート
ヒント:はなまるうどんが2年間で1店舗当たり売上を1.5倍にできた理由は、以下の2つ。 #1 大規模な●●の閉鎖 #2 ●●の改善による生産性の向上 今回は、国内うどんチェーン大手の丸亀製麺、はなまるうどんの通期業績を中心に見ていきます。 国内うどんチェーン2番手となる、はなまるうどんは、直近の第67期(2023年3月〜2024年2月)業績では、売上高こそ新型コロナウイルスの流行前に及ばなかったものの、過去2番目の売上を記録し、営業利益ベースでは過去最高を達成しました。 はなまるうどんは、店舗数では直近の4年間(2020年3月〜2024年2月まで)では減少傾向でしたが、それにも関わらず、売上高は過去2番目、営業利益ベースは過去最高をなぜ達成できたのでしょうか? 今回の記事では、前半に国内の大手うどんチェーン2社の売上高の推移を解説し、記事の後半では、2社の営業利益について分析した上で、丸亀製麺・はなまるうどんの1店舗あたりの月間売上収益を比較し、さらに、はなまるうどんがなぜ同KPIを大きく伸ばせているのか、考察していきます。 丸亀製麺を運営するトリドールホールディングス(以降、トリドール)は、Marugame Udonというブランドで海外展開していますが、本記事では、はなまるうどんと同条件で比較するため、日本国内の丸亀製麺を対象としています。 2社の売上高は、本格的に回復傾向 上図は、丸亀製麺・はなまるうどんの売上高の推移です。 過去の売上高を見てみると、2020年4月から始まった新型コロナウイルスの流行のため、初めての緊急事態宣言が発令されたタイミングである、FY2021の売上高は2社とも大きく低下しています。 その後、ウィズコロナ、アフターコロナへシフトしていく中で2社とも売上高は回復しており、FY2024の丸亀製麺の売上高は1,148億円と、コロナ前の売上高の水準を超えています。 一方、はなまるうどんの売上高は292億円と、コロナ前の売上高の水準は超えていないものの、コロナ前の売上高の約94%までは回復している状況です。 ここまでは、国内の大手うどんチェーン2社の売上高の推移を解説してきました。記事の後半では、2社の営業利益について分析した上で、丸亀製麺・はなまるうどんの1店舗あたりの月間売上収益を比較し、さらに、はなまるうどんがなぜ同KPIを大きく伸ばせているのか、考察していきます。 この記事は、飲食業界に従事している方や事業戦略に関心がある方に最適な内容になっています。 Q. はなまるうどんが2年間で1店舗当たり売上を1.5倍にできた理由とは?の答え #1 大規模な不採算店舗の閉鎖 #2 業態の改善による従業員の生産性向上 まずは、丸亀製麺・はなまるうどんの営業利益の推移を見ていきましょう。 2社とも、営業利益はコロナ前を超える水準に

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