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ぜんこうのひとりごと
Vol.0582
男らしさは責任感と底抜けの明るさ
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拙著『ねずさんの奇跡の国 日本がわかる万葉集』(
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天平二年一月十三日(太陽暦730年2月5日)太宰府の長官の大伴旅人の家に集まって新春の宴会を開き、気宇壮大になって仲間たちと座り、膝を近付けて酒を酌(く)み交(か)わしました。
この宴(うたげ)は、いわば無礼講(ぶれいこう)のようなものでして、お互いに少々失礼があっても、そんなことは気にもとめません。
少々言いすぎがあっても、お互いが襟(えり)を開いていますから、そんなことはすぐに忘れてしまいます。
お互いが自然体で、自分を解(と)き放(はな)つことができるごく自然な心地よさに、互いに満足し、あまり言葉のむつかしさにこだわらないで、お互いに手を携(たずさ)え、心を通わせながら、興(きょう)に乗って木簡(きふだ)に梅の花の歌を書き記しました。
そんなときの気分というのは、きっと大昔もいまも変わらないのでしょうね。
というわけで、梅園をテーマに、恥ずかしながらわずかばかりの和歌を詠みました。どうかご高覧あそばされますよう。
大弐紀卿
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