2024年07月26日
■ 「3高」で最高益の食品株に大注目
昨日(25日)で、日経平均株価は7日続落。今月11日の高値が4万2400円台であったことを考えれば、いま目の当たりにしている3万8000円割れの水準までの下げは暴落と呼べる。こうした指数の大幅下落は主力株・大型株が主導しており、全体を概観すると中・小型株、グロース株、出遅れ銘柄への資金シフトが進んでいるとも言える。
そこで、当面注目されるのが食品関連株。外国為替市場で円高が進み、海外から原材料を輸入することが多い内需型企業の採算改善期待が膨らんでいる。これまでに値上げを成功させ、今後は原材料コストの減少効果が期待できる銘柄などが買われやすくなっているわけである。食品業界では調達コストや人件費の増加を受けた値上げが一巡し、決算発表を前に市場では好業績が期待できる銘柄を選別する動きも目立つ。
根底には値上げの浸透に伴う稼ぐ力の向上がある。消費関連銘柄は長引く物価高が逆風になってきたが、一部の「勝ち組」にはマネーが流入。その代表格がキユーピー(2809)であり、同社株は今週22日に上場対高値を更新。これに続く銘柄が広がれば、当面の日本株の底を支える一助となろう。
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