━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
武田邦彦メールマガジン『テレビが伝えない真実』
(2024.7.24号)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
《今週の目次》
■武田邦彦のメルマガ集中講座
『民主主義の崩壊(3) 経済は「真面目な働き手の財産・収入は微増」を原則にしなければ発展しない』
■なんでも質問コーナー
■インフォメーション
◎『武田邦彦メールマガジン』バックナンバーはこちら
https://www.mag2.com/archives/0001571196/
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■武田邦彦のメルマガ集中講座
『民主主義の崩壊(3) 経済は「真面目な働き手の財産・収入は微増」を原則にしなければ発展しない』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
明治維新以来、日本の「ヨーロッパ文明」が入ってきた。これを「散切り頭を
叩いてみれば文明開化の音がする」と言われたが、これが現代日本の間違いの
元だったのです。
その時に新しく日本に入ってきた、いわゆるヨーロッパ文明の骨格というのは
「自由、平等と民主主義」であり、いずれも日本人には輝く思想に見えました。
自由な社会、自由に自分で決められる人生、それがもたらす平等の社会、そし
てその社会的システムが民主主義というものでありました。そのような基本的
なフランス革命の美しくまた輝かしい歴史的な絵や物語がついて日本人はすっ
かり日本の文明が開化したと錯覚したのです。
それからつまり明治維新から150年、日本は国を上げてヨーロッパ文明を学び、
技術を獲得し、近代国家の体制を築きました。日本人は日本独自の高い文化を
持っていましたが、考え方が柔軟で、これまでも中国で完成した漢字を取り入
れて、それにひらがなとカタカナを組み合わせるという見事な方法を案出し、
インドで創成された仏教を、初めは貴族の支配の道具として、さらに鎌倉時代
から庶民の道徳の中心として日本流に発達を遂げたのです。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)