(2023年7月31日の10分解説動画を記事化しております)
夏、遠くに行くほんのちょっとの、非日常を設計しようという話をしたいと思います。尾原でございます。今は、渋谷のコワーキングスペースのテラスに来てます。
暑いですね。日本は残念ながらもう、シンガポールより暑くなってしまって、早くシンガポールに避暑で戻りたいなと思うぐらい、もう35度を超えています。一応、歩いてると、多分アスファルトとかからの照り返しなどがあるから、37度や38度になってしまうわけです。
そうすると、どうしても外に出歩くことが、億劫になってしまいますし、本来、インターネットってリンク一つでどこへでも行けるものなんですけれども、今のインターネット、例えばYouTubeやTikTok、インスタグラムなどは、ユーザーに長く使ってもらいたいから、ちょっとでも他のところじゃなく、家にいて欲しいという思惑があります。
あなたの好み、これですよね?「あなた、これにはまりますよ」という風に、ユーザーの視野を狭くして、好みに合わせて情報を提供するわけです。例えば僕の場合、仏像やトレーニング、武道などの関連情報が増える傾向になります。
せっかく夏休みシーズンになっても、外に出ずにインターネットに繋がってると、視野がどんどん狭くなってしまう傾向があります。もちろん、人が特定の目的に向かっている時は、視野を狭めることが良いこともあります。宮崎駿さんの「君たちはどう生きるか」なんかは、その典型的な例ですよね。
しかし、人は、そこまで前に進むための内側のエネルギーが足りないことが多いです。往々にして行き詰まることも。
行き詰まった時にどうするかというと、例えば宮崎駿さんの映画は、彼の人生の中の脇道で得たインスピレーションとか、その象徴を重ねることで自分の描きたいものを、映画の中で表現しています。
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