2024年07月12日
■ 「エッジAI」拡大期待で再注目のMLCC
このところ、積層セラミックコンデンサー(MLCC)大手の村田製作所や太陽誘電など、電子部品株の急騰が目立っている。パソコンやスマートフォンなどに生成人工知能(AI)機能を搭載する技術である「エッジAI」の市場拡大を追い風に、電子部品の需要成長への期待が高まっていることが背景。市場ではAI需要拡大への期待が根強く、大手証券各社の投資判断を材料に関連銘柄の株価が騰勢を強めている。
ゴールドマン・サックス証券の高山大樹アナリストは先週3日付のリポートで「アップルのAIスマホなど各社の具体的な製品概要や戦略が見えてきた」と指摘。PCやスマホの買い替え需要を背景に、日本の電子部品株のバリュエーション(投資尺度)や業績の上昇機運は続くとみる。
UBS証券もエッジAI端末の拡大期待を理由に、先週2日付で太陽誘電や村田製作所の目標株価を引き上げた。村田製作所(6981)の株価は昨日(11日)、分割考慮後の上場来高値を更新。太陽誘電の株価も同日、年初来高値を更新する動きとなった。
以下に挙げる幾つかの関連銘柄も、足元で株価が動意づき始めている。
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