白馬社編集部と社会学作家・秋嶋亮の対談を収録した「週刊オンライン白馬社」の2024年
6月の記事をまとめて配信しています。
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★日本の監視国家化が止まらない★
もうすぐSNSの偽・誤情報の取り締まりが始まる。でも一体どこの誰が、どんな基
準で、偽・誤情報だと判定するのか、どのようなルールでこの法律を運用するのか、
国民は全く知らされていない。こんな法案が成立したことすら知らされていない。
日本が監視国家化する背景と事情について編集部と秋嶋亮が詳しく解説します。
編集: 審議中止を求める24万もの署名が寄せられながら、共同親権の改正案が強行
採決されました。
秋嶋: 政府は「離婚の増加などで家族関係が多様化する中、子どもの利益を確保す
るのが狙い」と説明しています。しかしDVや精神的虐待などの問題が生じることは明
らかです。また両親の合算所得により諸々の優遇措置が撤廃され、子どもの権利の確
保どころか、子どもの人権を侵害する事態となるでしょう。しかしこの真の目的につ
いては全く報じられていません。つまりコメンタリー(法律の逐条解説)が皆無なの
です。
編集: そこら辺りを詳しくお願いします。
秋嶋: 実はこの法案は、こども家庭庁設置法と同じく、統一教会の主導によって成
立したのです。要するに共同親権は、統一教会の中心思想である家父長制と、父権の
復権を実現するための手段であり、教会から離れた次世代(いわゆる宗教二世)を回
収し連れ戻すための法案です。もっと言えば、戸籍の一本化により、信徒の財産の散
逸を防ぎ、教会の管理下に置くための法律なのです。
編集: 最大野党である立民がここでまたも自民党に協力しました。
秋嶋: この法案の成立で中心的役割を果たした「共同養育支援議員連盟」の役員
名簿には、立民の代表である泉健太と、同最高顧問である野田佳彦が自民党の議員
らと共に名を連ねています。つまりこれは統一教会の采配の下で、政権与党と最大
野党が統合されていることを物語っているのです。
編集: 酷い話です。野党とは全く名ばかりです。
秋嶋: 立民はこのところ日米統合司令部の設置、セキュリティ・クリアランスな
どの軍国化法案に立て続けに賛成していますが、日本・イギリス・イタリアの三国
が次期戦闘機を共同開発するための政府間機関「GIGO(ジャイゴ)」の設立でも与
党に全面協力しているのです。
編集: 立憲主義を掲げる最大野党が違憲性の強い戦争法案に片っ端から賛成して
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