━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
中村うさぎの死ぬまでに伝えたい話
2024.07.08【Vol.492】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■目次
┣1.うさぎ的日常日記
┣2.女王様のご生還
┣3.うさぎの図書館(ネタバレ上等)
┣4.コスプレ老婆
┣5.動く中村うさぎ
┣6.著作一覧
┗7.運営事務局から一言
─────────────────────────
── 1.うさぎ的日常日記 ──
こちらのコーナーは、明日以降の配信となります。
誠に申し訳ございません。
── 2.女王様のご生還 ──
◆虚言少年 10
待ち合わせ場所に現れた彼は、綺麗な顔をしているのにどことなく暗い印象で、下を向いたまま無言で軽く頭を下げた。
ダークグレーのTシャツの袖から覗く筋肉質の腕に、僕はたちまち欲情する。
だが、ガツガツするのは僕の流儀ではない。
ホテルの部屋に入ってぎこちなく抱き合った時も、俯いたままの彼に何か切なさのような痛みが胸をよぎって、その頭をぎゅっと自分の胸に押しつけた。
「初めてなの?」
「はい……」
「大丈夫。あたしに任せて」
優しく服を脱がせ、仰向けに横たえる。
幼な子を寝かしつける母のように慈愛深く。
彼は目を閉じ、されるがままになっている。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)