ヒント:2024年3月時点では、スシローはアジアを中心に海外出店しています。
今回は、大手回転寿司チェーンのスシローの業績推移と動向を、同じく海外出店を進めるくら寿司と比較して見ていきます。
大手回転寿司チェーン店のスシロー・くら寿司・はま寿司の3社の中では、スシロー・くら寿司が積極的に海外展開しており、出店地域・店舗数を伸ばしています。
特に、スシローは、FY2023時点では海外店舗数135店舗ですが、FY2026には403店舗(約3倍の店舗数増加)まで店舗数を増やしていくことを計画しています。
今回の記事では、前半は直近の大手回転寿司チェーン3社の業績を解説し、記事の後半ではスシローとくら寿司の業績推移や海外への出店状況を比較をした上で、スシローの海外での売上の深掘り・今後のスシローの動向を考察していきます。
スシローの業績が売上高・営業利益の両方でトップ
上図は、大手回転寿司チェーンの直近半年の業績です。
売上高の大きい順に、スシロー(1,760億円)→くら寿司(1,161億円)→はま寿司(1,032億円)となっています。
また営業利益の大きい順では、スシロー(123億円)→はま寿司(65億円)→くら寿司(56億円)となっています。
売上高と営業利益の高い順を比べてみると、売上高では2番目のくら寿司、3番目のはま寿司、営業利益では順番が入れ替わっており、はま寿司の方が利益の出やすい体質となっています。
その一方で、売上高・営業利益どちらの面でも、スシローが頭1つ抜けており、規模が大きいことが分かります。
ここまでは、直近の大手回転寿司チェーン3社の業績を解説してきました。記事の後半では、スシローとくら寿司の業績推移や海外への出店状況を比較をした上で、スシローの海外での売上の深掘り・今後のスシローの動向を考察していきます。
この記事は、飲食業界に従事している方や事業戦略に関心がある方に最適な内容になっています。
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