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「知って損はない生活保護の基本ルール」「国税局幹部の不正報道は氷山の一角」「トヨタは外国人投資家のために存在する」

大村大次郎の本音で役に立つ税金情報
  • 2024/07/01
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●トヨタは株主配当ばかりを激増させていた 前回、トヨタがこの2~30年の間、従業員の給料を渋り続 けたということをご説明しました。 それが日本経済全体に影響し、日本人の賃金が下がり続けた 大きな要因になっていると。 トヨタは、この2~30年の間、業績は決して悪くなく 史上最高収益を何度も更新しているのです。 それほど儲かっているのに、従業員の給料には反映させな かったわけですが、ではトヨタはいったい何お金を使って いたのかというと、株主配当です。 下表は、2000年代以降のトヨタの株主配当総額の推移 です。 これを見ればわかるように、トヨタの配当総額というのは、 ほぼ一貫して増加し続けています。 リーマンショックの後に一時下がったもののすぐに持ち直し 2002年と2024年を比べれば、なんと10倍以上にな っているのです。 従業員の給料は下がり続けているのに、株主にはこの大盤振 る舞いなのです。 このトヨタの経営姿勢こそが、現在の日本経済を象徴するもの でもあります。

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  • 大村大次郎の本音で役に立つ税金情報
  • 元国税調査官で著書60冊以上の大村大次郎が、ギリギリまで節税する方法を伝授。「正しい税務調査の受け方」や「最新の税金情報」なども掲載。主の著書「あらゆる領収書は経費で落とせる」(中央公論新社)「悪の会計学」(双葉社)
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