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はじめに
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2023年12月24日、米空軍嘉手納基地所属の25歳の兵長が、沖縄本島中部の公園で16歳未満の少女を車に誘い込み、自宅に連れ去って性的暴行 那覇地検は2024年3月27日付でこの米兵をわいせつ目的誘拐罪と不同意性交罪で起訴した。
このことについて、 起訴から約3ヶ月後の6月25日まで、沖縄県に事件の連絡がなかったことが問題視されている。
事件は2023年12月に発生し、米兵は2024年3月に起訴されたが、沖縄県に情報が伝えられたのは2024年6月25日。沖縄県議会選挙は2024年6月16日に投開票が行われており、事件の公表が選挙後になったことで、政治的な配慮があったのではないかという疑念が生じている。
もし事件が選挙前に公表されていれば、米軍基地問題や安全保障政策に関する議論が活発化し、選挙結果に影響を与えた可能性が。 県議会選挙では、米軍基地問題や安全保障政策が主要な争点の一つとなっており、玉城デニー知事を支持する勢力と反対する勢力が拮抗していた(1)。
1996~2012年の間に、米兵・軍属による凶悪犯罪(殺人、性的暴行、強盗、放火)の容疑者129人のうち、約半数の62人が警察に身柄を拘束されないまま処理された。性的暴行では41人のうち9人しか逮捕されていない。
(1) 宮畑譲「米兵を少女への性暴力で起訴…その後3カ月、国が沖縄県に黙っていたのはなぜ? 「県議選」終わった後に発覚」東京新聞、2024年6月27日、
https://www.tokyo-np.co.jp/article/336162
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MLBを襲う「大谷ショック」! 戦力格差、現30チーム制で最悪 泥沼化するスポーツ賭博 「インゲーム・ベット」 それでも若者のスポーツ回帰に向けて?
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メジャーリーグ(MLB)か開幕して約3か月。
2024年シーズンは、大谷翔平選手のドジャース移籍や山本由伸投手のメジャー挑戦など、日本人選手の動向にも注目が集まっている。
また、今年は日本人初のメジャーリーガーである村上雅則氏がデビューしてから60周年にあたる記念すべき年でもある。
2024年シーズンもMLBは国際展開に積極的で、韓国ソウルでの開幕戦に加え、4月にメキシコシティ、6月にロンドンでも試合が予定。これらの国際試合は、MLBの世界的な影響力の拡大を示すものとなっている。
一方、大谷翔平の元通訳・水原一平氏のスポーツ賭博騒動に加え、6月4日はサンディエゴ・パドレスの選手トゥクピータ・マルカーノが、以前ピッツバーグ・パイレーツに所属していた時期に野球賭博を行っていたことが発覚したり、2022年ワードシリーズを裁いたパット・ホーバーグという37歳のメジャーリーグ審判が、MLBのギャンブル規則に違反した疑いで調査を受けるなど賭博騒動は底なし沼。
MLB全体の戦力格差も相変わらずで、これらは”大谷翔平ショック”と言ってよい。MLBの真価が問われている。
目次
・戦力格差、現30チーム制で最悪
・泥沼化するスポーツ賭博 「インゲーム・ベット」 試合中に賭ける!
・若者のスポーツ離れ、深刻化
・戦力格差、現30チーム制で最悪
大谷翔平の巨額契約の裏で、MLB全体の戦力格差が起こっていることは間違いない。
現時点で、2024年シーズンの勝率の標準偏差は0.098で、これはMLBが現在の30チームとなった時代において最も高い数値となった。
標準偏差が高いということは、チーム間の勝率のばらつきが大きいことを意味し、競争の均衡が取れていないことを示している(1)。
特に、アメリカンリーグ東地区ではニューヨーク・ヤンキースとボルチモア・オリオールズの間のゲーム差が0.5ゲームと非常に小さい一方で、他の地区では6ゲーム以上の差がついている。
資金力のあるチームは高額な選手を獲得しやすく、戦力を強化することができる。
例えば、2024年には大谷翔平選手がロサンゼルス・ドジャースと10年7億ドルの契約を結んだ一方、このような大型契約は、資金力のあるチームがさらに強力な戦力を持つことを可能にし、戦力格差を広げる要因に。
MLBは「ぜいたく税」と呼ばれる戦力均衡税を導入し、これはチームの年俸総額が一定の閾値を超えた場合に課される。2024年の閾値は2億3700万ドルに設定されており、この金額を超えると超過分に対して税金が課されるが、実際には資金力の差が依然として大きな影響を与えている状態だ。
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