ヒント: 一般的に、IPO投資は人気があります。
IPOとは「Initial Public Offering」の略で、企業が自社株式を新規公開・上場することを意味しています。
IPOは通過点に過ぎなくとも、“会社が上場している”ということは一種のステータスであり、資金調達の選択肢が増える・企業信頼度が向上するなどのメリットがあることから、IPOを1つの目標とする企業は少なくないでしょう。
しかし、上場企業は継続的に企業価値を向上させ、株価を高めることが投資家から求められている一方で、IPO時の公開価格(新規売り出しされる株価)を下回ってしまう企業も少なくありません。
この記事では、2023年にIPOした企業を対象に、上場後にどの程度公開価格を維持できているのか分析しました。
2023年IPO動向
まずは、2023年のIPO動向について整理しましょう。
2023年の国内IPO社数は96件(YoY+5社)で、2010年から概ね右肩上がりに増加していますが、リーマンショック前の水準まで回復はしていないことが分かります。
2023年IPO企業の業種別割合を見ると、AIやDX支援事業などを含む「情報サービス」が25社(構成比: 26.0%)と最も多く、次いで金融(14社 / 14.6%)、その他サービス(12社 / 12.5%)です。
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