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ドコモ前田社長、通信品質改善を誓うも通信収入増の道筋は… 石川 温の「スマホ業界新聞」Vol.569

石川温の「スマホ業界新聞」
-------------------------------------------------------------------------------------- 石川 温の「スマホ業界新聞」 2024/06/22(vol.569) -------------------------------------------------------------------------------------- 《目次》 1.NTTドコモ・前田義晃新社長が就任会見でネットワーク品質改善を誓う —-「NTTらしからぬ」NTTドコモの復活に期待 2. 総務省がミリ波端末の割引規制緩和を導入へ —-扱いづらいミリ波はキャリアにとって「お荷物」なのか 3.通信会社の株主総会で増える厄介な株主たちからの質問 ----孫社長の後継者は「ASI」で決まりか 4.今週のリリース&ニュース 5.編集後記 -------------------------------------------------------------------------------------- 1.NTTドコモ・前田義晃新社長が就任会見でネットワーク品質改善を誓う —-「NTTらしからぬ」NTTドコモの復活に期待 ------------------------------------------------------------------------------------------ NTTドコモの新社長に就任した前田義晃氏が就任会見を開催した。この数年、NTTドコモはメディアへの対応が最悪だっただけに、前田新社長にはこれから積極的にメディアを通じて世間に発信してもらいたい。 個人的に気になったのが「通信収入をどう回復していくか」という点だ。世間的には「NTTドコモのネットワーク品質をどう回復させていくか」に注目が集まっている。また、iモードビジネスでパートナー戦略を担っていた前田氏だけに、非通信である経済圏の拡大や銀行の設立などは「喋って当然」の感があるし、会見で他の記者が聞くことを考えれば、あえて自分が聞くような話でもない。 一方で、NTTドコモは「土管屋」であり、通信料収入が半分以上を占めるのは今も昔も変わっていない。NTTドコモとして稼いで行くには、本丸である通信料収入をいかに増やすかが至上命題であるのは間違いないのだ。 「通信でどう稼ぐか」という質問をしたところ、前田社長は「昨年度にirumoやeximoを展開し、特に低料金のプランでシェア拡大を図ってきた。今後もシェアの拡大は重要だ。 もちろん通信料収入を上げることは大切だが、新しい価値の分野、特に私が担当している非通信の分野では、売上を積み重ねるために顧客基盤が非常に重要。これを実現するためには、さまざまなユーザーのニーズにあったプランを提供しなければならない。その中で、低料金のプランが多くのお客様に支持されており、多くの方が加入している状況だ。(中略) 通信サービスの収入を上げるために、irumoやahamoのユーザーに、動画サービスなどと組み合わせた『爆上げセレクション』を利用してもらうことで、ARPU(を向上させる取り組みを進めている。これにより、通信量が増加し、上位プランに移行するユーザーも増えている」とした。 NTTドコモに関しては、KDDIやソフトバンクに比べて、低容量プランの拡充が遅れた。他の2社は先行して始めている分、すでに回復基調に入り、モバイル収入の低減からは脱した感がある。 NTTドコモとしては、これからirumoが本格的に普及してくるだけに、しばらくモバイル通信料収入の減少は避けて通れないだろう。 個人的に前田社長に期待しているのが「NTTからの脱却」だ。もちろん、株式を持ち株から取得し直して、出資比率を下げさせるというわけではない。 NTTの完全子会社ではあるが、せっかく、NTTプロパーではない前田氏が社長になったんだから「NTTの空気を読まないドコモ」に戻って欲しい。 昨今、生成AIがブームとなり、NTTドコモとしては「tsuzumiを活用する」というの既定路線になっているが、Tsuzumiより、ChatGPTやGeminiが良いと思えば、Tsuzumiをシカトしてもいいだろう。

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