しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」Vol.574
05/21/2024
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●あたりまえなんてない
みなさん、おはようございます! 2024年も半ばになってきましたが、い
かがお過ごしでしょうか?健やかに穏やかに過ごされていますでしょう
か。僕は最近のメルマガでも書きましたが、やっと風邪から開放されつつ
あります。まだしつこい咳が残っていますが、「乾いた」咳なのでいわゆる
「治りかけ」の咳だろうと思います。風邪をひくと、普段の健康のありがた
みが本当に良くわかります。健康な時は健康が当たり前になってしまって
いるので、それがどれだけ幸せなことか忘れてしまうことがあります。普通
に動けて、仕事ができて、家族と楽しく過ごして、食事ができて、快適に寝
ることができて…そんな日常は当たり前ではないと病気になるとつくづく感
じます。それを風邪でさえ感じることができるのだから、もっと大きな病気
をしたらなおのことです。だからこそ、病気の予防をすることはなにより大
切だと考えています。しおの闘病や自分の加齢を通して、僕は最近人生
後半の設計をよく考えるようになっています。なので、健康の話題が増え
ていると思いますが、どうかお付き合いください。メルマガの中でも役に立
つ知識なども含めながら、そんな話題をちょくちょくしたいと考えています。
●ティコの「エクサイ」
さて、ティコは僕が風邪を引いている間ティコナースとして活躍してくれまし
たが、ティコの健康も非常に気になる今日このごろです。6月11日でティ
コも14歳になります。ちょうどしおちゃんが14歳の時に心臓や腸の問題
が出始めて、そこから3年間が大変な闘病生活でした。3年間もがんばっ
たしおちゃんはとても強い子だったとは思いますが、やはり病気の勢いに
は勝てず徐々に弱っていった経過が振り返ると良くわかります。なので、
僕にとって14歳は「鬼門」のような歳です。
最近、特にティコの健康を維持する上で気にかけていることは口腔ケアで
す。ティコは口臭が出やすく、さらに歯垢と歯石がつきやすい傾向があり
ます。口腔内のバクテリア叢や、唾液中の抗菌タンパクのバランスによっ
て、ねこによっても口腔内の状態は個体差があります。しおちゃんは口臭
がほとんどなく、歯石はつくものの歯周病になりにくい子でした。そんなし
おちゃんでしたが、晩年には歯根に感染を引き起こしてしまいました。抗
がん剤やステロイドを飲んでいたので、免疫抑制も後半はかなり起きてい
たこともあり、本来は強かったしおちゃんの口腔内も感染に屈してしまった
のかと思います。振り返ってみると、しおちゃんの口腔感染がきっかけで
ガタガタと崩れたと思います。抗生物質を使いながら感染を何度か乗り越
えましたが、その間もしおちゃんはどんどん弱っていて、最終的には耐え
られなくなりました。振り返ってみると、あの口腔感染がなければもう少し
長く生きていられたと思っています。もちろんタラレバの話ではあります
が、あの感染がただでさえ良くなかったしおの状態をさらに崖っぷちに押し
やるようなことをしていたと感じています。
ということで、口腔ケアはヒトもねこもとても大切です。ティコは歯周病にな
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