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はじめに
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自民党派閥の政治資金パーティー裏金化事件を受け、自民党が提出した政治資金規正法改正案は、6日、衆院本会議で自民、公明、日本維新の会などの賛成多数で可決し、衆院を通過した。参院で7日より審議入りする。
しかし、不透明な政治資金の政策活動費の保持がなされ、抜け穴だらけの改革案となった。
改正案は、使途公開は不要な政策活動費の領収書の10年後公開、支出などをチェックする第三者機関の設置については盛り込んだものの、具体的な権限や設置時期などの詳細は、今後の検討事項とする。
政策活動費の支出の上限や、一部黒塗りを許すかなどの領収書公開方法についても、
「早期に検討」(1)という表現にとどまる。
とくに「ブラックボックス」(2)と指摘される政策活動費については、温存されたままだ。野党は最後まで廃止を求めたが、自民は譲歩しつつも維持に固執。専門家は、選挙費用に充てられる政策活動費の廃止は、自民党にとって死活問題になると指摘する(3)。
また再発防止に向けた罰則の強化や、政治資金の透明化については、一定の方向性は示したものの、しかし具体的な制度設計については、今後の審議や法の成立後に「丸投げ」(野党議員)(4)された格好だ。
(1) 坂本公司、岩谷瞬、大坪拓也「規正法改正案 成立へ」西日本新聞、2024年6月7日付朝刊、1項
(2) 西日本新聞「「力の源泉」自民固執」2024年6月7日付朝刊、2項
(3) 西日本新聞「「力の源泉」自民固執」
(4) 西日本新聞「監査制度 成立後に「丸投げ」2024年6月7日付朝刊、3項
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「天国に一番近い島」ニューカレドニアで暴動発生 暴動の遠因には、なんと安倍シンゾーが! 希少鉱物ニッケルをめぐる対立も
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「天国に一番近い島」とも呼ばれるフランス領ニューカレドニアが、現在、騒乱に見舞われている。5月中旬以降、暴動が拡大し、フランスのマクロン大統領も現地を訪れる事態となった(1)。
5月13日の夜、先住民「カナック」の若者たちが中心都市ヌメア郊外の幹線道路を占拠し、車に火をつけたり、店を襲って略奪を行った。カナックの人口は現地の40%を占めている。
現地当局の発表によると、暴動によって治安部隊の2人を含む7人が死亡し、90人以上の警察官が負傷。また、約350人が拘束されたとのこと。
またニューカレドニアには、約50人の観光客を含む300人の日本人が滞在していたが、空港の閉鎖により出国できない状況が続いていた。
ニューカレドニアは南太平洋のオーストラリアの東に位置し、シドニーからは飛行機で約3時間、日本からは直行便で約9時間。
この地域の大小さまざまな島々の総面積は四国とほぼ同じで、人口は約27万人、そのうち10万人近くがヌメアに住んでいる(2)。
ニューカレドニアは、1980年代に俳優の原田知世さんが主演した映画の舞台となり、以降、「天国に一番近い島」として日本人に人気のリゾート地となった。
目次
・なぜ暴動が起きた?
・暴動の遠因には、なんと安倍シンゾーが!
・希少鉱物ニッケルをめぐる対立も
・なぜ暴動が起きた?
暴動の発端は、フランス本土で進行中の「憲法改正」の動きだった。
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