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Q. ファミレスチェーンで利益率・成長率が高いのはどこ?

決算が読めるようになるノート
ヒント:それぞれのファミレスブランドの特徴がヒントです。 本日は、ファミリーレストラン(以下、ファミレス)事業を展開する大手3社(すかいらーくグループ・サイゼリヤ・ロイヤルホールディングス)の決算をもとに、利益率と成長率が高い企業について解説します。 ファミレスは日本全国に多種多様なブランドがあるため、多くの方にとって馴染み深い外食産業の1つで、家族で頻繁に利用されている方も多いのではないでしょうか。 外食産業は、コロナ禍で業績は大ダメージを受けましたが、コロナの収束とともに、着実に回復傾向にはあります。一方で、ファミレスは、少子化や物価高の影響を受けやすいという課題も持ち合わせています。そのような中で、各社はどのような戦略を取っているのでしょうか。 この記事では大手ファミレスチェーン3社の決算を読み解きながら、各社の特徴や戦略を整理していきます。日常的に親しみのあるファミレスについて、わかりやすくまとめておりますので、ぜひ最後までご覧ください。 ●(記事を読み始める前に)ファミレス大手企業と運営ブランドの整理 【すかいらーくグループ(以下、すかいらーく)】  →運営ブランド: ガスト、バーミヤン、しゃぶ葉、ジョナサン、夢庵など 【サイゼリヤ】  →運営ブランド: サイゼリヤ 【ロイヤルホールディングス】  →運営ブランド: ロイヤルホスト、天丼てんや、シズラーなど ※COCO’S(ココス)を展開するゼンショーホールディングスもファミレス大手事業者の1社ですが、すき家やはま寿司、なか卯などのファミレス以外のブランドによる売上が多いことから、この記事では対象外としています。 厳しいファミレス市場の概況 まずはファミレス市場の概況について整理します。 上図はファミレス主要16社の店舗数の推移で、コロナ前である2019年12月(9,230店舗)から、2022年6月(8,420店舗)にかけて減少しています。 ファミレスのターゲットである子連れ客は相対的に感染リスク回避の傾向が強くあります。そのようなターゲット層による外食の機会が減少した結果、もし外食をするにしても専門性の高いお店に流れる傾向が強まり、ファミレスの中でも収益性の低い店舗の閉鎖が相次いだというのが主要な理由です。 こうしたなか、ファミレス事業者はファミレス事業だけではなく、カフェや焼肉、すしなどの業態へ多角化を図るケースも増えています。 次章からはファミレス事業大手3社の売上や事業ポートフォリオなどについて見ていき、最も利益率・成長率が高い企業について解説します。

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  • アメリカ・日本のネット企業(上場企業)を中心に、決算情報から読みとれることを書きます。経営者の方はもちろん、出世したいサラリーマンの方、就職活動・転職活動中の方になるべく分かりやすく書きます。
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