こんばんは!
年金アドバイザーのhirokiです。
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1.私的な負担が、社会的な負担へと移り変わっていった。
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介護保険料がまた値上げという話が毎年お馴染みとなっています。
値上げするという事は、給与や年金の手取りに影響を与えるのでかなり重要な社会保険料となっています。
6月になると向こう1年間に支払われる年金額を記載した年金振込通知書がほぼ全員の年金受給者に送付されてくる時期なので、普段年金額に目を通さない人も目にするのではないでしょうか。
その時に天引きされている社会保険料を見ては、こんなに高いの!?…とビックリされる人もいます。
子供は少なくなり、高齢者は増える一方なので特に若い人が少ない地方では介護保険料が高額になりがちです。
私は介護なんて関係ないのに介護保険料なんて払いたくない!という人もいます。
もちろん介護保険の利用をされているのは要支援や要介護認定をされた高齢者の人です。
恩恵を受けてるのは高齢者だけだと思うでしょう。
若い人にとっては払ってるだけという感覚になりやすいかもしれないですね。
しかし、介護保険があるから若い人の介護の負担が軽減されているという側面も見逃してはいけません。
介護保険が導入される2000年までは、その家庭の介護は家族の問題であり、その家庭に住んでいる家族でなんとかする必要がありました。
ほとんどはその家の嫁が介護担当でしたが…
そうすると嫁としては自分自身の時間はなく、ほとんどの時間を介護に費やす事になっていました。
行政による介護サービスなんてそんなもん無いから、家族(主に嫁)の負担がとてつもなかったんですね。
よく介護地獄という言葉があったものです。
しかし、介護保険が始まってからは介護は各家庭で面倒を見るという形から、地域で高齢者の面倒を見るという形に変わっていき、高齢者介護に対しての介護サービスが次々と導入されていきました。
もちろん介護保険があるからって家族の負担は解消されたわけではないですが、家族個人にかかる負担が大きく軽減される事になったのは確かです。
家庭で全部やってねという従来の形から、社会的に高齢者の介護を支援するという形になっていきました。
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