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公認心理師永藤かおるの「勇気の処方箋」
―それってアドラー的にどうなのよ―
Vol.072 2024年5月24日発行
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:: 目次 ::
1.それってアドラー的にどうなのよ 「ナイトクルージング」
2.ちょっと御相談がありまして 「なにが正解かわからない」
3.勇気とかライフスタイルとか ―アドラー心理学のお言葉たち―
「個人心理学者は、「あらゆる人があらゆることを成し遂げることができる」という」
4.ナガトウカオルの出張ごはん 秋田県秋田市「佐藤養助 秋田店」
5.こんなことやってます 出演情報・著書のお知らせ
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2.ちょっと御相談がありまして「なにが正解かわからない」
50代男性会社員Yと申します。妻と、社会人の息子と大学生の娘がいます。
学生時代からあるスポーツをやっており、今も社会人シニアチームに所属しています。
スポーツ少年団の指導者もしています。
会社では、5年前から部長職です。
今年4月、新入社員歓迎会を開いた際に、同年代の同僚が新入社員や若手に対して
「Yの言うことは真に受けなくていいよ。体育会系のパワハラ気質だからな」
と冗談交じりに言っていたことにショックを受けました。
酒の席とはいえ、カチンときたので
「おい、待て。どういうことだ!」
と言ったら、宴席が静かになってしまい、その同僚からも
「そういうところだよ」
と言われてしまいました。
これ以上話を拡げたくなかったので、その場はぐっとこらえましたが、腹が立ちました。
後日、事業部長に呼ばれ、
「君の語気の強さや指導の仕方、普段の接し方がきつすぎるという声が、以前から上がっている。
もう少しものの言い方に気をつけてもらわないと、処分対象になりかねない」
と注意を受けました。
以前はその人に、
「君はリーダーシップがあり、指導も的確だ」
と言われたこともあるのに、です。
家でその話をしたら、妻には
「このタイミングで言ってもらえてよかったじゃない」
と言われ、子どもたちからも
「パパ会社でも家と同じ調子じゃやばいよ」とか
「パパの部下になるとか、無理」
などと言われてしまいました。
私は決して相手をいじめたり、理不尽なことをしているわけではなく、その相手がよりよい仕事をするために必要なことを言ってあげているつもりです。
語気が強くなるのは、スポーツをしている最中であれば「走れ!」とか「パス!」と端的に言うのが当たり前のように、的確な指示をしているだけです。
自分のやってきたことが正解だと思っていたのに、なんだかどうすればいいのかわからなくなりました。
(50代。自分の若い頃と今とは違うことは分かっているけれど。この答えは本文で!)
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