ヒント:各社の原価率が1つのポイントになっていると考えられます。
本日は、日本全国に100円ショップを展開する、大手4社(ダイソー・キャンドゥ・セリア・ワッツ)の決算を比較して、最も収益性が高い企業を紹介します。
食料品や生活用品など、日常のあらゆる商品の物価高が続く中、100円前後で安価に購入できる100円ショップは消費者の味方と言えるでしょう。
類似のビジネスモデルを展開する企業のため、「収益性にそこまで大きな差が出ないのでは?」と思う読者の方もいるかもしれませんが、各社の決算をもとに様々な指標を比較したところ、違いが見えてきました。
どのような違いがあるのか、読者の皆様もぜひ考えながら読み進めてみてください。
100円ショップ市場の動向とは?
まずは100円ショップ市場の動向について整理します。TDB(帝国データバンク)の2023年時点の調査によると、2012年から2022年の10年間にかけて、市場規模及び店舗数は約1.5倍に拡大しています。
しかし、店舗あたり市場規模は2012年及び2022年時点でともに1.1億円と、10年間で変わっていません。このことから、各社売上成長のために「店舗あたり売上」を伸ばすのではなく、「店舗数の拡大」を進めていることが読み取れます。
※厳密には、ダイソーなど100円以上の商品の取扱いやEC展開する企業はあります。
この記事は約
NaN 分で読めます(
NaN 文字 / 画像
NaN
枚)