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ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)2024年5月4日(土)号

ジャーナリスト伊東 森の新しい社会をデザインするニュースレター(有料版)
--------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- はじめに --------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  国立病院機構大牟田病院(福岡県大牟田市)で、看護師や介護士の男性5人が、身体障害がある入院患者11人に対し、下半身を触るなどの性的虐待をしていた疑いがあったことが判明。西日本新聞が報道した。  うち少なくとも6人については、住所地がある複数の自治体が障害者虐待防止法に基づき、「虐待を受けていた」と認定(1)。病院は外部の専門家でつくる第三者委員会を設立して原因を調べる。  病院によると、昨年12月に、患者の1人から「介護士から下半身を触られた」との訴えがあり、調査が開始された。  障害者虐待防止法に基づき通報を受けた自治体は、女性4人と男性2人が、不当に下半身や胸付近を触られたりしたとして、性的虐待を受けたと認定したとのこと。  被害を受けた疑いのある11人の中には、筋肉が徐々に衰えていく難病「筋ジストロフィー」の患者もいる。  報道を受けて2日に会見した病院側は、しかし虐待が繰り返されいたとしながらも、 <「はっきりしない」 「わからない」>(川崎雅之院長) (2) と曖昧な態度を示す。  しかしウェブで会見を見たという日本筋ジストロフィー協会福岡県支部長の溝口伸之さん(50)は、 「受け入れ先が少ない重度の患者は逃げ場がなく、入院先の病院に頼らざるを得ない。怒りや不安、諦めを感じている」(3) と怒りを見せた。 (1) 小林稔子「職員5人、患者に性的虐待」西日本新聞、2024年5月2日付朝刊、19項 (2) 鶴加寿子、平峰麻由「職員 身体や心理的虐待も」西日本新聞、2024年5月3日付朝刊、21項 (3) 鶴加寿子、平峰麻由、2024年5月3日 ------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 日本「裏金」秘史 大阪高検「三井環」事件、北海道警 自民党派閥パーティー裏金化、森喜朗だけが悪い? -------------------------------------------------------------------------------------------------------------------------  衆院3補欠選挙が28日に投開票され、自民党が全敗した。3議席はもともと、自民党の議席だっただけに、岸田政権にとっては大きな打撃となった。  3補選は、裏金事件後、初の国政選挙。岸田文雄首相は6月の通常国会会期末に合わせた衆院解散を見据えるものの、今回の全敗により、戦略の練り直しを迫られる  3補選のうち、唯一、与野党対決となった島根1区では、立憲民主党元職が当選。  他方、自民党は派閥の政治資金パーティー裏金事件の逆風を受け、東京15区と長崎3区において、独自の候補者を擁立できず、異例ともいえる”不戦敗”に追いまれたうえに、擁立した島根1区では大敗。  東京15区では立民の新人が初当選、長崎3区でも立民の前職が勝利し、立民が3つの選挙区全てを制す。全敗に終わった岸田政権の求心力低下は必至で、さらに早期の衆院解散・総選挙は困難な情勢に。  しかしながら、私たちは「裏金事件」というものは別に自民党の派閥だけにととまらないことを知る必要がある。歴史を振り返れば、検察や、北海道警にも裏金事件があった。  他方、ここにきて、自民党裏金事件の”深層”が明らかに。 目次

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  • 日々流れるニュースを、様々な視点から分かりやすく解説するニュースサイト「ジャーナリスト 伊東 森の新しい社会をデザインする The Middle News Journal」のニュースレター有料版です。 いまだ私たちに伝えられてこないマスコミの情報は、残念ながら存在します。 「そもそも?」「Why?」を大事に、マスコミの情報を再編集し、様々な視点や確度から執筆していきます。 その「水先案内人」として、私の仕事が少しでも皆様のお役に立てば幸いです。
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