ヒント:2期連続で黒字のウェルスナビが営業利益が大きく伸びた理由は、以下の3つ。
#1 ●●を圧縮し、●●を効率化
#2 ●●がYoY+32.5%と大きく成長
#3 ●●が大きい●●割合の増加
今回は、2024年2月14日に発表されたウェルスナビの2023年通期決算について、解説・深掘りしていきます。
今回のウェルスナビの決算発表では、2024年第4四半期単体だと赤字でしたが、通期でみると2期連続で黒字を達成しました。
2023年第1四半期も赤字転落していたウェルスナビですが、最終的には2023年12月期(2023年1月〜12月、以降省略)で見ると、営業利益は5.2億円、YoY+149.5%と大きく伸びています。
Q. ロボアド投資No.1のウェルスナビが赤字転落でも深刻なわけではない理由とは?
今回の記事では、前半に直近のウェルスナビの業績を解説し、記事の後半では、各オンライン証券会社の預かり資産等を解説をした上で、ウェルスナビの営業利益が大きく伸びた理由を考察していきます。
ウェルスナビが2期連続で通期黒字を達成
上図は、ウェルスナビの業績推移です。
2023年12月期の営業収益は、81.6億円、YoY+24.2%と右肩上がりで伸びています。
同時期の営業利益は、5.2億円、YoY+149.5%と営業収益を大きく超える伸びです。
同時に2022年12月期(2022年1月〜12月)に続いての2期連続での黒字となっており、ビジネスが安定して収益を生み出す事業になってきたと言えるでしょう。
ここまでは、直近のウェルスナビの業績を解説してきました。
ここから記事の後半では、各オンライン証券会社の預かり資産等を解説をした上で、ウェルスナビの営業利益が大きく伸びた理由を考察していきます。
この記事は、証券業界に従事している方や事業戦略に関心がある方に最適な内容になっています。
Q. 2期連続で黒字のウェルスナビ、営業利益が大きく伸びた理由とは?の答え
#1 コストを圧縮し、ビジネスを効率化
#2 ARRがYoY+32.5%と大きく成長
#3 預かり資産が大きいNISA運用者割合の増加
まず、ウェルスナビのビジネスモデルを見ていきましょう。
ウェルスナビのビジネスモデル
ウェルスナビの事業は、顧客の預かり資産の1%(税込1.1%)を運用手数料として徴収するシンプルなビジネスモデルです。
運用手数料の中には、WealthNaviの資産運用に含まれるETF(上場投資信託)の保有コストも含まれており、顧客からみると、割高ではあるが細かな点を気にせずに自らのリスク許容度に応じた分散投資が気軽にできる利点があります。
ウェルスナビの収益モデルを考えると、ウェルスナビは顧客の預かり資産が増えるほど、収益となる手数料が増えていきます。
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