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はじめに
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各国ともに、米トランプ再選可能性の「もしトラ」に向けて動いている。自民党の麻生副総裁は23日夕(日本時間24日早朝)、米ニューヨークでトランプ前米大統領と約1時間会談、日米関係の「揺るがぬ重要性」(1)を確認した。
麻生氏は、トランプ氏が11月の大統領選で勝利する可能性があることを踏まえ、岸田政権との関係を構築するために会談を調整し、トランプ氏が応じたとのこと(2)。
麻生氏だけではなく、トランプ氏のもとには「もしトラ」を見据え、”要人詣で”が相次いでいる。
ハンガリーのビクトル・オルバン氏は、3月8日、フロリダ州のトランプ氏の邸宅「「マール・ア・ラーゴ」に駆けつけた。
その後もイギリスのデビッド・キャメロン外相とポーランドのアンジェイ・ドゥダ大統領がトランプ氏と会談。
米紙ニューヨーク・タイムズによると、サウジアラビアのムハンマド・ビン・サルマン皇太子もトランプ氏と電話で会談した。
ただ、要人らの心の内は、トランプ氏への期待感や警戒感など様々(3)。さらに言えば、「ほぼトラ」は時期尚早(4)との声も。
(1) 岡田遼介、金子靖志「トランプ氏、通訳抜きで麻生氏と会談し「日本のことは好きだ」…記念品に「金色の鍵」贈る」読売新聞オンライン、2024年4月25日、
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240424-OYT1T50231/
(2) 岡田遼介、金子靖志、2024年4月25日
(3) 淵上隆悠「各国要人の「トランプ詣で」加速、返り咲きに備え関係構築…心の内は期待感や警戒感など様々」読売新聞オンライン、2024年4月25日、
https://www.yomiuri.co.jp/world/uspresident/20240425-OYT1T50016/
(4) 前嶋和弘「米大統領選の展望 「ほぼトラ」は時期尚早」日本経済新聞、2024年3月15日、
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD0818U0Y4A300C2000000/
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小林製薬「紅麹」問題の本質 健康食品の罠 規制緩和の罠 マスゴミも同罪
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小林製薬が販売していた紅麹サプリメントに関連する健康被害がなお問題となっている。このサプリメントの摂取により、腎臓病などの疾患が発症され、これまでに5人が亡くなり、247人が入院した。
問題が発覚してから1カ月が経過、小林製薬は製品を自主回収するに至った。
問題の原因を特定するために、紅麹の原料が分析されており、結果、通常含まれないプベルル酸をはじめとする少なくとも2つの異物が確認(1)。厚生労働省はこれらの物質の特定と健康被害の解明を急ぐ。
さらに、紅麹原料を製造していた大阪市内の工場では以前から品質管理の問題が指摘されており、タンクに水が混入するトラブルも発生していた(2)。現在、大阪市を含む関係機関が工場の衛生管理を調査中。
健康被害の影響は小林製薬の経営にとどまらず、健康食品市場全体に影響。実際に機能性表示食品のサプリ市場の買え控えが起きている(3)。
目次
・健康食品の罠
・規制緩和の罠
・マスゴミも同罪
・健康食品の罠
小林製薬のサプリ問題にある背景には、消費者のこんな意識があるだろう。
「健康食品は怪しいものもたくさんあることも分かった。しかし国が認める特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品は安心であり、効用もあるだろう…」
しかし実際には、世の中の健康食品というものは、問題が多発している。
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