しんコロメールマガジン「しゃべるねこを飼う男」Vol.568
03/26/2024
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●最近大変に思うこと
皆さんおはようございます! 新学期の季節になりましたが、いかがお過ごしでしょう
か。学校に通うお子さんをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、我が家の娘も小
学2年生になりました。とはいえ、アメリカの現地校ではまだ1年生なのですが、毎
週土曜日にだけ通っている日本語補習校では2年生になりました。アメリカは学年
の切り替わりは9月なので秋までひっこは1年生ですが、日本語補習校は日本のス
ケジュールで進むので2年生というわけです。ちなみに、日本語補習校は週に1回
だけなので、到底日本の学校のペースに追いつくことは難しいです。しかし補習校
の目的は「子供が日本に戻っても学業についていけるように」ということなので、か
なり早いペースで授業も進み、宿題も沢山出ます。日本語補習校から出る宿題と、
現地校から出る宿題や復習を合わせるとかなりの量になります。
我が家では日中にちゃっこが日本語補習校からの課題を教えることを担当し、僕が
夜間に現地校の課題を教えています。ひっこは日本語と英語に生まれた時から触
れているので、そのうち完璧なバイリンガルになります。それは非常に恵まれたこと
ではありますが、まだ言語能力自体が完全ではない状態に2言語がふりそそいでい
るので、それなりの難題も伴います。良く言えば脳が柔軟な時に両方に触れられる
ので吸収できる一方で、悪く言えば両方が中途半端になることもあるということで
す。この中途半端問題は年齢が上がるに従って解決することはわかっていますが、
今が一番大変です。特に、算数の文章問題などは日本語でも英語でもそれぞれの
言語をしっかりと理解しなければならないので、「なんとなく」で乗り切ることができま
せん。
娘に勉強を教えていて、僕がどんなに筋道を立ててわかりやすく説明したつもりで
も、まったく通じないこともあります。これは娘に限らず小さい子供に勉強を教える時
には必ず起きることだとは思いますが、多大な辛抱と労力を必要とします。そして
ひっこ側としても教える側が親だと緊張感や遠慮がないので、かなりリラックスした
ユルい気持ちでいることも時々効率の良い学びの妨げになることがあります。自宅
で子供に勉強を教えると、学校や塾やチューターのありがたみがとても良くわかりま
す。日中もちゃっこが一生懸命勉強を教えていますが、時々消耗して倒れたキャラ
クターのスタンプがラインで送られてきます。倒れるほど大変ということなのですが、
僕も身にしみて同じことを感じています。子供に勉強を教えることの大変さをしみじ
み感じている今日このごろです。
ところで、子供にもそれぞれに性格があって、それは勉強を学ぶ時にも反映されま
す。我が家ではちゃっこは何でも信じやすい性格ですが、ひっこは簡単には信じな
い疑い深い性格です。たとえば、僕が手品を行うとちゃっこは素直に驚いてくれま
す。手品とわかっていてもちゃんと驚くのです。大人でもちゃんと手品に対して「正し
いリアクション」をするのですから、普通は子供にやったら「すごーい!どうやった
の?なんで?」となります。好奇心の強い子ならば「すごーい!やってみたい、教え
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