私は思う。考える。そして少しだけ悩む。
一体これからどうなるのだろう、と。
思えば決して目立たない生き方をしてきた。
もともと出しゃばりな性分とは程遠い故、どちらかといえば「ヒロシです、目立つことが嫌いなので放っておいて欲しかです」という思い故、また他に活躍する存在が多い故に、いつだって表立った行動はしないできた。
常にいないように潜み、だけれども同じ世界に生きる者同士、それなりに連帯感を持ってきたつもりだった。
生きていれば戦いもある。強い者や弱い者、多くの存在とやりあった。
いつまでも私の心に残りインパクトを与えた存在もいたし、私の存在にすら気付かず、私を踏みつけていった輩もいた。
そう、いつだって私は影の存在だった。
目立つ誰かを「ちょっと羨ましい」と思ったことがないかと問われれば、それは違う。
私のどこかには、前に立つものへの羨望があったのは間違いがないだろう。
過去を振り返るとキリがない。
思えば、今、私はたった一人になってしまった。
かつては仲間がちゃんといたのだ。だけれども彼らは、一人、また一人と自分の役目を終えて別の世界へ行ってしまった。
たった一人になって、いったいどれだけの時間が過ぎたのだろう。
表に出ず、普段は忘れ去られ、何の役にも立たないとウザがられ、そして、やがて強大な力に負ける。権力に負けるのだ。
まるで死刑執行のように、ある日突然「本日、執行」となり、「いやだいやだ」と騒いでも、教戒師が念仏を唱えてもアーメンと十字を切っても、執行ボタンは押される。なすすべもなく自分の生涯を終える。
それが私だ。
私は自問自答する。
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