ヒント:ChatGPTを中心に、生成AIは株式市場からも大きな注目を集めています。
生成AI(Generative AI)は、OpenAIの”ChatGPT”をきっかけに世界中で注目されるようになり、じわじわと各社の決算や業績予想に影響を及ぼし始めています。
OpenAIのChatGPTやGoogleのGemini(旧Bard)などはいわゆる”生成AIのアプリケーション”であり、これらのアプリケーションには、学習済みのAIモデルや学習に使用するデータセット、高性能なGPUなどのハードウェアが基盤となっており、不可欠です。
そのため、ChatGPTに代表される生成AIのアプリケーションのような表層的なレイヤーだけでなく、いわゆる”ゴールドラッシュのつるはし”のような表層的な盛り上がりの裏で需要が高まるレイヤーにも注目しておく必要があるでしょう。
この記事では、生成AIに関連する企業をレイヤー別に整理し、生成AIが決算に及ぼす影響を紹介していきます。
この記事では、1ドル=150円として、日本円も併せて記載しています。
生成AIをレイヤーで整理してみる
生成AI関連の企業を分類するにあたり様々な分け方が存在しますが、この記事ではレイヤー別(階層別)に以下のように分類します。
(1) AIチップ/ハードウェア提供者:
AIモデルの訓練や推論を可能にする高性能なGPU等のハードウェアを提供するベンダー
(2) クラウドサービス提供者:
クラウド上でAIチップによる計算サービスの提供に加え、大量のデータの保存も担うベンダー
(3) AIモデル提供者:
OpenAIの「GPT」に代表される自然言語処理(NLP)のモデルを中心としたAIモデルを提供するベンダー
(4) AIアプリケーション提供者:
OpenAIの「ChatGPT」に代表されるAIモデルを用いたサービスを提供するベンダー
多くの方に馴染みのあるレイヤーは「(4) AIアプリケーション提供者」でしょう。具体的にはOpenAIのChatGPTが該当します。
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